レポート  ・ウクライナの国旗   
− ウクライナの国旗 −
東京都庁の第1本庁舎が2022年2月28日夜から青と黄色でライトアップされました。ライトアップは3月6日まで毎晩午後6時〜同11時に行われました。同様に神奈川県本庁舎も3月3日から10日まで青と黄色でライトアップされました。

また、神奈川県小田原市の小田原城では3月4日から8日まで、午後7時から1時間、天守閣が1分ごとに青と黄色にライトアップされました。京都では3月4日から15日まで世界遺産の二条城が青と黄色にライトアップされているそうです。

これらのライトアップは、いずれも軍事侵攻を受けているウクライナとウクライナの人々に思いを寄せ、連帯感を示したいとの趣旨によるもので、青と黄色はウクライナの国旗をイメージしています。

ウクライナの国旗は、下半分が黄色(金)で上半分が青の二色旗で、青黄旗(せいこうき)あるいは黄青旗(こうせいき)とも呼ばれています。1991年にソ連が崩壊し、翌1992年にウクライナが独立した際に制定されました。

一般的には、青色は空を表し、金色はステップ(草原)に豊かに実る小麦を表すという解釈、あるいは青色は水で、金色は火または黄色は向日葵であるという解釈がされますが、ウクライナ国旗は『ルーシのライオン』に由来するそうです。

『ルーシのライオン』は、青い盾に黄金のライオンが描かれた紋章で、ルーシ王国(1199年から1349年の間に現在の西ウクライナを中心として存在した王国)の王ユーリイ1世とレウ2世の印で登場したといわれます。

ウクライナの歴史的なシンボルの一つで、1848年革命の際には、ウクライナ民族解放運動のシンボルとなり、現在の青と黄色(金)の二色旗のウクライナ国旗のもととなりました。
 
『ルーシのライオン』(ルーシ王国の国章)
(出典:ルーシのライオン - Wikipedia)
ウクライナの国旗
(出典:ウクライナの国旗 - Wikipedia)

2022.03.09
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