コラム  ・生ごみ処理機   
− 生ごみ処理機 −
先週の日曜日の2010年5月9日は母の日でしたが、お母さん方はどんなプレゼントをもらいましたか。夜も更けて就寝の頃になると、わが家の台所では動作音を立てて、2つの家電製品が仕事を始めます。
 
一つは以前からあった食器乾燥機で、もう一つは最近わが家の台所に登場した『生ごみリサイクラー』、つまり乾燥式家庭用生ごみ処理機です。連れ合いが、長男夫妻と次男夫妻におねだりして母の日のプレゼントに買ってもらったものです。
 
パナソニック製のMS-N22という型式で、2006年4月発売の中古品です。最新型の新品は6〜8万円し、手が出ないというので、リサイクルショップを探し回って13,000円で買ってもらったものです。寸法 268×365×470mm(蓋を開けたときの高さ690mm)本体質量11kg、定格消費電力800Wというものです。 
 
この生ごみ処理機は、温風で生ごみを乾燥・除菌し、減容を図ります。野菜くず、卵殻、茶殻、コーヒー殻などを、水分を切った後に適当な大きさに刻んで容器に溜めておき、寝る前に一日分を処理機に入れ、1時間半〜2時間のタイマーをセットしてスイッチを入れるだけでOKです。
 
翌朝蓋を開けてみると、生ごみは完全に干乾びた状態になっており、まるで乾燥わかめのような感触で、サラサラ、カサカサしています。独特の焦げたような臭いがしますが、それほど苦になるものではありません。
 
ごみの容積は7分の一ぐらいに減容されますから、例えば、2週間分の生ごみが40リットルのごみ袋に3杯分くらいになるとしますと、かなりの重さとすごい臭いになりますが、乾燥処理したものは、レジ袋(中)半分くらいの容積ですみます。
 
生ごみの回収は、普通1週間に2回ではないでしょうか。生ごみ出しの日まで台所のごみ箱に入れておくとじきに臭くなりますし、生ごみに出す際にも重くて難儀をします。生ごみ処理機はそうした問題を解決してくれます。動作音を出しますが、食器乾燥機と同程度の音で寝室まで届くことはありませんので気になりません。
 
『生ごみリサイクラー』というパナソニックのネーミングには、生ごみを土に帰してやるという意味があります。園芸を趣味にしている連れ合いが生ごみ処理機をおねだりしたもう一つの狙いは、乾燥させた生ごみを肥料として利用したいということでした。一石二鳥というわけです。

2010.05.19 
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