シェラトン・グランデ・オーシャンリゾートの２階の宿泊者専用ラウンジ『風待ちテラス』内に、宿泊者専用ですが、手紙を書くための『レタールーム』と言う部屋があります。
図書室を思わせる静かな雰囲気の部屋で、万年筆や色鉛筆などの筆記用具、写真入のハガキ、便せん、封筒などが用意されています。それも、パーカーの万年筆、ドイツ・ファーバーカステルの色鉛筆、天然ゴムから作られた大阪・ゴービーのスタンプなど、上質なツールばかりです。
部屋には、英国のアンティーク家具をリメイクしたがポストが置かれています。そのポストには、３つの投函口があって３種類の手紙を出すことができます。『大切なひとへの手紙』と書かれた投函口に投函すると、実際に郵便局を通して配達されます。切手代はホテルに負担してもらえて、国際郵便もＯＫです。
つぎに、『未来への手紙』と書かれた投函口に投函すると、最長20年間レタールームに保管されるので、何年か後に取りに行きます。将来の自分に向けて差し出したり、生まれてくる子どもへ手紙を出したりできます。
そして、『あてのない手紙』と書かれた投函口に投函された手紙は、みんなに読んで貰うための手紙で、一定期間レタールームに展示されます。たとえば、『大きくなったらまたパパとママとここにきたい』と子どものかわいい字で書かれた手紙や『本当はあなたと一緒に来たかった』と書かれたラブレターなど、様々なストーリーが展示されるそうです。
このレタールームは、2016年８月１日にオープンし、2019年10月までに38,000通を超える手紙が投函されたそうです。2019年度にはグッドデザイン賞（主催：公益財団法人日本デザイン振興会）を受賞しました。シェラトン・グランデ・オーシャンリゾートに行かれる機会がお有りの際には、立ちよってみて下さい。
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