コラム  ・コスモスの花の名前の由来   
− コスモスの花の名前の由来 −

10月に入ったのに、昼間の相変わらずの暑さは、例年になく極暑だった夏の名残をいまだに引きずっていますが、10月になるとコスモスの咲く時期。否応なく秋を感じないではいられません。

毎週水曜日に配信しているメルマガに何を書こうかと悩んでいると、連れ合いが、何んでコスモスの花は『コスモス』というのと言い、コスモスの花の名前の由来を書いたらとヒントをくれます。

コスモス(学名:cosmos)は、キク科コスモス属の総称。和名をアキザクラ(秋桜)とも言います。「秋桜」と書いて「コスモス」と読ませた、山口百恵さんの楽曲が有名です。

さだまさしさんの作詞・作曲で、1977年10月1日にリリースされました。それ以前は、秋桜はあくまで『アキザクラ』と読んでいました。それが、秋桜を一般的に『コスモス』と読むようになったのはこの楽曲からだそうです。

さて、コスモスの学名「cosmos」は、ギリシャ語のkosmosを語源とし、「秩序ある体系、調和ある総体」という意味を持ちます。転じて、「星座の世界 = 秩序をもつ完結した世界体系としての宇宙のこと」を意味することはよく知られています。

コスモスの原産地はメキシコで、アメリカ大陸発見後、スペインに種子が持ち込まれ栽培が始まったと言われています。スペイン出身の聖職者が原産地のコスモスをみて、花びらが整然とバランスよく並んでいることに感動して、ギリシャ語の「調和」という意味の言葉を名前に当てたのだそうです。

旅行専門雑誌「じゃらん」のインターネット版「じゃらんnet 」には、南九州のコスモスの名所として、野井倉開田コスモスロード(鹿児島県・志布志市)、霧島ヶ丘公園(鹿児島県・鹿屋市)、上場高原コスモス園(鹿児島県・出水市)、鹿児島市都市農業センター(鹿児島県・鹿児島市)、西都原古墳群(宮崎県・西都市)、生駒高原(宮崎県・小林市)、高千穂牧場(宮崎県・都城市)などがあげられています。


2023.10.04
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