| レポート | ・第23回南九州市かわなべ青の俳句大会 |  |
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| レポート | ・第23回南九州市かわなべ青の俳句大会 | |
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| － 第23回南九州市かわなべ青の俳句大会 －
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| 鹿児島県南九州市川辺出身の俳人・福永耕二をしのぶ『南九州市かわなべ青の俳句大会』は、今年（2021年）で第23回を数えます。毎年、県内外の小中高校・特別支援学校の児童生徒から10万を超える句の応募があり、最高賞の福永耕二賞をはじめ19の特別賞、特選・入選・佳作、学校賞が選考されます。今年は11月27日に表彰式がありました。特別賞に選ばれた19の句を紹介します。 ■福永耕二賞 母と聴く朽ちし兵舎の蝉しぐれ 南九州市立川辺中学校三年 瀬戸口青空 ■鹿児島県知事賞 石がきをピースサインでカニ走る 南九州市立宮脇小学校四年 田之上壮汰 雪渓に入りゆく人の小ささよ 鹿児島市立長田中学校三年 上村 羽龍 単語帳めくる頭上の流れ星 鹿児島県立川辺高等学校三年 坂上 祈璃 ■南九州市長賞 ブランコをこいで夏空さんぽする 霧島市立宮内小学校二年 玉泉 心咲 倒されて土俵に涙にじむ夏 志布志市立伊崎田中学校一年 今村 智紀 雲の峯難問の解ひらめけり 志學館学園志學館高等部一年 児島 有美 ■南九州市教育委員会賞 ドア開けてせまるさそりざ徳之島 伊仙町立面縄小学校五年 満重 環子 自転車の初登校や山笑う 曽於市立財部中学校一年 上鶴 歩 夕焼けや夢を語らう始発駅 鹿児島県立武岡台高等学校二年 西村 香凜 ■南日本新聞社賞 こうさくでママがのりのりなつやすみ 霧島市立国分小学校一年 山口 慶祐 雪降る日手術室でがんと対決 姶良市立重富中学校二年 山口 絢梧 隙間風戦時の記憶祖父語る 鹿児島県立武岡台高等学校三年 山本 優 ■県教育委員会賞 青空も今日は脇役春の虹 霧島市立富隈小学校六年 宮崎 由衣 アリジゴク空を見ながらアリをまつ いちき串木野市立市来中学校二年 中川 優翔 梅雨湿り割れた陶器の音響く 鹿児島県立川内商工高等学校二年 福永 綾音 ■県俳人協会賞 田植機について苗足す日曜日 鹿児島市立桜丘西小学校四年 大坪 直敬 シャッターをパシゃっと一切り雲の峰 都築教育学園鹿児島第一中学校三年 岩元 瑠華 夏休み心躍らす初バイト 指宿市立指宿商業高等学校一年 酒匂 優月 《福永耕二》（1938.1.4～1980.12.4） 鹿児島県南九州市川辺町生まれ。ラ・サール高校在学中に水原秋桜子の主催する俳誌「馬酔木（あしび）」に投句。鹿児島大学在学中、20歳で初巻頭。1965年に上京、千葉県の私立市川高校に勤務。1971年にわずか32歳の若さで馬酔木編集長を務めるも、1980年に42歳の若さで志半ばにして死去。 → http://washimo-web.jp/Report/Mag-Fukunaga.htm |
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| 2021.12.22 | ||||
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