自宅のすぐ近くに氏子が20戸ほどの小さな山の神の祠(ほこら)があります。先日の12月12日は毎年恒例の『ほぜ祭り』を兼ねた『山神(やまんかん)祭り』でした。神社は鳥居が古くなり風雨に耐えられないほどでした。
そこで今年は『新年号改元記念』『新天皇陛下ご即位記念』を兼ねて11月24日に鳥居を建て替えての新しい装いでの祭りでした。御神前に今年の新穀をお供えして豊作に感謝する祭典のことを旧薩摩藩領内(鹿児島県と宮崎県南西部)では『ほぜ祭り』といいます。
『ほぜ』は『豊饒(ほうじょう)』のことだそうです。有名なところでは、霧島神宮・新嘗祭ほぜ祭り(毎年11月23日)、指宿市の枚聞神社(ひらききじんじゃ)のほぜ祭り(10月14日〜16日)、宮崎県小林市(旧西諸県郡須木村)の大年神社の須木のほぜまつり(毎年11月3日)などが知られています。
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わが集落の氏子20戸ほどの山の神神社 |
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鳥居を新しく建て替えました |
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新年号改元および新天皇陛下ご即位記念を兼ねて建て替えました。 |
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前日に山の神祭を執り行ないました。 |
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小さな祠(ほこら)です。 |
【参考】
江戸時代に薩摩藩の密貿易の基地として栄えた南さつま市坊津町の八坂神社の例大祭は『坊ほせどん』と呼ばれ、女子十二人の晴れ着姿行列が町を巡幸する京風の雅やかな祭りとして知られています。
・坊ほぜどん − 鹿児島県南さつま市坊津町(2011.10.16)
→ https://washimo-web.jp/Trip/Hozedon/hozedon.htm
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写真はいずれも2019年12月13日(金)に撮影。 |
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