俳句  ・ワシモ(WaShimo)の気ままに俳句(2018年)   


    
大枯野マグマ溜りの山熱く
 
 
平成を生きて我あり年忘
 
 
年忘やがていつもの泣き上戸
 
   
引き上ぐる妻の太腕大根吊り
 
わが村を覇者オリオン座一跨ぎ
 

年金の目減り実感秋深し
 
村まつりテキ屋のどこか寅さん似
 
尖塔の天に突き刺す星月夜

 
藁塚
(わらづか)に陽のにほひ日の名残かな
 
かくれんぼあの娘はいつも藁塚
(にほ)の裏
  (伊佐市大口の藁塚を訪ねて) 
 
稲架
(はざ)は夜村の守りの龍になる
 
白磁器の素肌に描く秋桜
 
白磁器に挿す吾亦紅二三本
 
コスモスの咲いて背丈は子の高さ
 
コスモスの揺れて生駒の風を知る
 
海風の金木犀と出逢ふ街
 
千の風金木犀の風になる
 
村中にこだま響かせ運動会
  (近くの認定こども園の運動会の閉会式の講評で)
 
大ヘゴや奄美の森の星月夜
 
命日や白磁器に挿す吾亦紅
 
むかご飯お店のママは寡婦
(かふ)のまゝ
 
天草に白磁器買ふや萩の花
 
廃屋に人のにほひや百日紅
 
冒険に似たる吟行山蚯蚓
(みみず)
 
滝風に下界のうさを奪はるる
  (そばどんの滝(薩摩川内市)吟行句・三句)
 
父と乗るおれんじ鉄道夏休み
 
足枷
(あしかせ)を引き摺る夢や半夏生(はんげしょう)
 
鰻丼は上を譲らぬ父である
 
さなぶりや酩酊の神帰りゆく
 
口紅は少しきつめに著莪
(しゃが)の花
 
鎌の刃の錆びて久しく郁子の花
 
蕗の薹仲直りせねばなるまい
 
春燈や箱は六角五色豆
 
午後よりは花菜盛りの島津雨
 
関取の投げて始まる追儺式
 
豆まきや子らの目線の鬼になる
 
(ひいらぎ)を挿す門札の重さかな
 
一日のゴキブリ亭主女正月
 
独房の鉄窓の冷え冬の月

 
(歳旦三つ物)
 
幼子も初笑する客間かな
笑顔で開く重詰料理
水仙の原より水の流れ来て
 

 
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