俳句選評2 | ・ワシモ(WaShimo)の気ままに俳句 | ![]() |
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敬称略 | |
猿酒に酔うて河童の千鳥足 2025年9月11日 堀田季何選 奪衣婆や彼の川に溽暑ありなむ 2025年7月24日 堀田季何選 春灯や鰻の寝床より舞妓 2025年3月27日 堀田季何選 薄氷の朝饒舌な客がくる 2025年2月27日 坊城俊樹選 鉄道の運休四年冬ざるる 2025年1月9日 正木ゆう子選 しぐるるは五木の辺り肥薩線 2024年12月12日 正木ゆう子選 芯ずれのコンパス円弧開戦日 2024年12月12日 堀田季何選・評 開戦に至る危うさを思わせる。 耳鳴りに久遠の宇宙夜長し 2024年11月14日 堀田季何選・評 つらい耳鳴りも、「久遠の宇宙」と感じれば、夜長の時間に空間的奥行きが生まれる。 師に倣い鑢は鬼目夜学校 2024年10月10日 堀田季何選 夜の静寂は饒舌や星の恋 2024年8月8日 堀田季何選・評 <雪だるま星のおしゃべりぺちゃくちゃと 松本たかし>とはまた違う趣がある。 白南風や余白ばかりの置手紙 2024年7月25日 坊城俊樹選 読みかけのアガサ・クリスティ蚊遣豚 2024年7月25日 堀田季何選・評 蚊帳や渦巻状の線香でなく、蚊遣豚としたところに妙味がある。話は山場を迎えたか。 学童の声のみが行く霧の朝 2006年9月28日 今井千鶴子選 |
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トンボロに向きたる磁針鳥渡る 第28回(2023年度)大賞
鳩十の犬の遠吠え星月夜 第27回(2022年度)奨励賞
トンボロは風の遊び場秋あかね 第22回(2017年度)KKB鹿児島放送賞 |
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