♪Prologue
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柳井〜白壁の町並み− 山口県柳井市
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山口県の南東部に位置する柳井市は、古くから水陸交通の要衝として商業が栄え、江戸時代には『岩国吉川藩の御納戸』と呼ばれ、また明治時代以降も瀬戸内海屈指の商都として繁栄しました。JR柳井駅から徒歩5分のところにある古市・金屋地区の白壁の町並み(国の重要伝統的建造物群保存地区)は、妻入り、本瓦葺、2階建、漆喰塗の大壁造の商家が東西約270mにわたって連なり、今でも当時の面影を色濃く残しています。18世紀後半に建てられた商家が細部まで往時のままに保存されている国森家、民具を展示しているむろや園、明治の文豪国木田独歩の旧宅、岩国藩の吉川公が絶賛したと伝えられる甘露醤油、柳井の郷土民芸品・金魚ちょうちんなどの見所があります。                              (旅した日 2005年03月)
白壁の町並み
しらかべ学遊館、造り酒屋・琴泉酒造(株)辺りの町並み

民俗資料〜造り酒屋
しらかべ学遊館に展示されている民俗資料(写真上左・下右)。造り酒屋(写真上右)創業が天保8年(1837年)で170年近くの歴史を持つ琴泉酒造(株)国森家住宅(写真下左)江戸時代の典型的な商家建築物として国の重要文化財指定を受けています。

国森家住宅辺り
国森家住宅前の通り、白壁の通りの中心街になります。

高台寺〜独歩記念館〜むろやの園〜湘江庵
高台寺楼門(写真上左)竜宮城を連想させる中国明朝様式を模した楼門。この楼門の下で手をたたくと、ワンワンと反響するところから別名「わんわん寺」とも呼ばれています。国木田独歩記念館(写真上右) 国木田独歩は、20〜22歳(明治25〜27年)を柳井で過ごし、『少年の悲哀』や『置土産』などの作品を書きました。彼が住んだ家は今、記念館として保存されています。むろやの園(写真下左) 小田家が油屋を業としていた当時の屋号「室屋」の屋敷です。最盛期には帆船50隻を持つ、西日本有数の油商でした。細長い屋敷の構えは、現在も創業当時とほとんど変わっていません。湘江庵(しょうこうあん)の柳(写真下右) 用明天皇の妃、般若姫が喉を潤おした井戸の側に楊枝をさしたところ、一夜にして柳の巨木となったそうです。以来、「柳井」と呼ぶようになったそうです。


金魚ちょうちん
柳井の郷土民芸品・金魚ちょうちん 赤と白のすっきりした胴体に、パッチリと黒い眼を開いたおどけた顔の金魚ちょうちんは、今からおよそ150前の幕末の頃、柳井津金屋の熊谷林三郎(さかい屋)という人が、青森の「ねぶた」にヒントを得て、伝統織物「柳井縞」の染料を用いて創始したのだそうです。


柳井市公式ホームページ  柳井商工会議所公式ホームページ


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