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旅行記 ・産寧坂、二寧坂、清水坂 − 京都市 2015.03
きよみずざか         .
清水坂
(松原通)
清水寺の仁王門と三重塔
『清水の舞台から飛び降りる』で知られる清水寺は、
東山・音羽山の中腹に広がる13万平方メートルの境内に、国宝、重要文化財を含む15の伽藍が建ち並びます。
そのほとんどが江戸初期の再建。清水寺から清水坂、産寧坂、二寧坂へと下りてみました。
仁王門のお店
東大路通りの松原から東へ
ゆるやかな坂を上れば清水寺に至ります。この通りは『松原通』とよばれ、別名を
『清水坂』(しみずさか)あるいは『清水道』ともいいます。
石畳の道沿いの旅館街
五条坂と合流した後は、
坂道の両サイドに京都を代表する名店の土産屋が建ち並び、和菓子、お茶、漬物、
和雑貨などのショッピングを楽しむことができます。
宝徳寺(右手)前の賑わい
宝徳寺(写真上)は、
観光客で賑わう清水坂沿いにあるお寺。本尊は、聖徳太子が42歳の時に
厄除け守護仏として彫った阿弥陀如来像といわれます。
大変な混み合いでした。
3月中旬に入ったばかりの
平日だというのに、大変な混み合いようでした。春休みに入っているのでしょうか? 
それに、外国人観光客がとても多かったです。
湯豆腐を売るのは『おかべ家』
横清水寺門前会の門前会マップを見ると、
清水寺の御門前から清水坂にそって、民工芸品、菓子、陶磁器、刃物、仏具、扇子、食事、喫茶、
茶、七味唐辛子など、30軒を超える店舗が軒を連ねています。
三重塔を背景にした風景
清水坂と産寧坂(三年坂)
辻角に建つ小堂が経書堂(きょうかくどう)。正式には来迎院といいます。本尊は聖徳太子像で、
三尺(90cm)ある16歳のときの像。太子自刻だそうです。
経書堂(来迎院) 
さんねいざか           .
産寧坂
(三年坂)

− 国の重要伝統的建造物群保存地区 −
産寧坂(三年坂)を見下ろす風景
 経書堂建つ辻角を
北に(清水寺に向かって左に)曲がれば、石段で下りる坂道になっています。
そこが産寧坂
(さんねいさか)です。三年坂とも言われます。
   
いかにも京都らしい風景(人力車は南町通りで撮影) 着物姿の風景をさらに見る
見下ろす甍(いらか)の並び、
屋号を記した看板を吊るした商家の佇まい、着物姿の人が行き交う風景などが綺麗です。
人力車の風景もいかにも京都の雰囲気です。
産寧坂(三年坂)を見上げる風景
『産寧坂』の語源には、
この坂の上の清水寺にある子安観音へ『お産が寧か(やすらか)でありますように』と祈願するために
登る坂であることからそう呼ばれるようになったという説や
京料理のお店も軒を連ねます。
清水寺に参拝した人がこの坂道を通る際に
念願を強くし、願いが叶ったあとで観音様への御礼に再度お参りする時に通る坂であることから
『再念坂』と呼ぶようになったという説など、諸説があるそうです。
興正寺別院・霊山本廟のある辺り
八坂ノ塔(法観寺)、
高台寺などの由緒ある社寺建築物、産寧坂、二寧坂の石段と折れ曲がった石畳の坂道、この道に沿って
建ち並ぶ江戸時代末期から大正時代にかけての町家などが、
『くろちく』は、和雑貨・人形のお店です。
1976年(昭和51年)に
『京都市産寧坂伝統的建造物群保存地区』の名称で重要伝統的建造物群保存地区として選定され、
その後1996年に『石塀小路』地区が追加選定されました。
『奥丹』はゆどうふのお店です。
 
にねいざか       .
二寧坂
(二年坂)

− 国の重要伝統的建造物群保存地区 −
二寧坂を産寧坂の方から眺める。
産寧坂の北に続くのが二寧坂(にていざか)。
二年坂とも呼ばれます。名前の由来は、大同2年(西暦807年)に坂が整備されたことによるとか、
産寧坂の下なので二寧坂で呼ぶようになったという説があるそうです。
お店に並べられた工芸品など
そして、恐ろしいことに、
『二年坂で転ぶと、二年以内に死ぬ』という言い伝えがあるそうです。もちろん、
転ばないよう石段に気をつけなさいという警告です。
二寧坂も混み合っていました。
二寧坂は道路幅は狭く、
両側にお店が建ち並んでいます。そのため観光客で混み合うので、
転ばないように注意が必要なわけです。
店先に祀られた延命地蔵大菩薩
二寧坂の北端、
北の方から言うと入口に、『おめん高台寺店』(下の写真)があったので、お腹がすいていたことも
あって遅まきの昼食に『おめん』(うどんのこと)を頂きました。
二寧坂の入口にある『おめん高台寺店』
 『おめん』は、
だし(麺つゆ)にゴマをスプーン2杯程度ときんぴらごぼう、好みの薬味野菜を少しづつ入れ、
うどんを漬けながらつけめんで食べます。
『おめん』(うどんのこと)を初めて食べました。
 
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