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旅行記 ・山居倉庫 − 山形県酒田市 2017.06.04
山居倉庫
山居倉庫とケヤキ並木
山居倉庫(さんきょそうこ)は、山形県酒田市にある米穀倉庫(2重屋根・倉の内部は湿気防止構造・ケヤキ並木と自然を利用した低温管理倉庫) です。明治26年(1893年)、酒田米穀取引所の付属倉庫として旧庄内藩酒井家により当時の鵜渡川原村に建設され、同年11月1日開業。
酒田市観光物産館 酒田夢の倶楽(くら)
管理・運営も酒井家が行いました。昭和14年(1939年)に取引所は米穀配給統制法によって廃止されましたが、倉庫は引き続き財団法人北斗会、庄内経済連、全国農業協同組合連合会庄内本部(JA全農庄内)と所轄を移しながら現在も運用されています。平成19年(2007年)時点で12棟が残っています。
酒田夢の倶楽(ライトアップ)
うち1棟が『庄内米歴史資料館』、2棟が『酒田市観光物産館 酒田夢の倶楽(くら)』として一般開放されています。現在の鶴岡市出身の棟梁・高橋兼吉が設計した土蔵造りの建物で、明治30年(1897年)までに14棟が建設されました。敷地は港が近く地盤が軟弱だったため、約3.6メートルの高さの盛り土と石垣を設置、基礎の下に長さ約3.6メートルの杭を打ち込むことでこれを解決しました。(以上、Wikipediaより)
酒田夢の倶楽
松ヶ岡開墾事業の精神 『賊軍降伏という恥はそそがねばならない! それには、国家のために産業を振興することだ!』 戊辰戦争に敗れた旧庄内藩士約3000人が刀を鍬に持ちかえて原野を開墾し、広大な桑園を完成させた松ヶ岡開墾事業。山居倉庫の建設もその精神の延長線上にありました。山居倉庫綱領に、『山居倉庫の目的は、庄内米の改良を図り地方の福利を厚くして以て国家に報ずるにあり』とあります。
傘福(酒田夢の倶楽内)
傘福(かさふく)は、山形県酒田市周辺で飾られるつるし飾り。『福岡柳川のさげもん』、『伊豆稲取の雛のつるし飾り』とともに、三大つるし飾りと呼ばれています。特徴は、傘(笠)の下に飾られること。昔から傘の中には魂が宿るといわれ子どもが健やかに育つことを思い、また様々な願いを形にして61種類の細工が吊り下げられるそうです。江戸時代に酒田は、米の積み出し港として栄え、北前航路(西廻り)を通じて京都との交流があったことから、北前船によって伝えられたものと考えられています。
本間家が江戸時代に作らせた亀鉾(酒田夢の倶楽内)
また、1765年に酒田市の豪商・本間家3代本間光丘は、京都の祇園祭山鉾巡行に習い、山王祭り(現在の酒田祭り)を盛大にすることによって酒田の町を活性化させようと、京都の人形師に山車製作を依頼しました。このとき運ばれてきた山車の上段にあった傘との関係も指摘されています。なお、この山車は酒田の亀ヶ崎城にちなんで亀鉾と呼ばれている。また、酒田凧は、山形県庄内地域に伝わる郷土玩具。凧絵もまた北前船で大阪から運ばれてきたと推定されています。(参考: Wikipedia他)
凧絵と酒田凧(酒田夢の倶楽内)
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