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2011年NHK大河ドラマ 『 江(ごう)〜姫たちの戦国〜』 ゆかりの地を訪ねて(1) |
♪トロイメライ(夢) | |
うっちいの音楽箱! |
小谷城 − 滋賀県長浜市 |
信長が天下を目指す歴史物語で必ずと言っていいほど登場するのが、湖北(現滋賀県北部)を領していた戦国大名・浅井長政(あざいながまさ)です。信長の妹で絶世の美女といわれたお市の方を娶(めと)り信長と同盟を結ぶなどして浅井氏の全盛期を築きましたが、のちに信長と決裂して織田軍との戦いに敗れ小谷城(おたにじょう)で自害。お市の方は、炎上する小谷城を後に、のちに秀吉の側室・淀殿になる茶々、京極高次の正室になる初、そして徳川二代将軍秀忠の正室になる江(ごう)の三人の幼い娘を連れて城を落ちていきました。冬紅葉が旅情をそそる12月上旬に小谷城址を訪ねました。(旅した日 2010年12月) |
お た に じょう し 小谷城址 |
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国指定史跡 小谷城址 | ||
小谷城は、戦国乱世の大永4年(1504年)浅井亮政が京極氏より自立して築城してから、久政を経て、三代長政が織田信長に抗して敗れる天正元年(1573年)までの50年間、浅井氏が根城としたところであり、六角氏との戦や姉川の戦にもこの城から多くの将士が勇躍して出陣したのである。 また、この城は信長の妹お市の方の住した所であり、その子淀君や徳川秀忠夫人らの誕生の地でもあってひとしお旅情をそそるものがあろう。小谷城は、北国街道中山道、北国脇往還の交通の要衝にあり、湖上交通を利用すればはるか湖南湖西京都へと通ずる地の利を占める上に江北三郡を一望におさめ得る要所である。 城は典型的な山城であり、下より尾根上に出丸金吾丸・番所・御茶屋・御馬屋・馬洗池・桜馬場・黒金御門・大広間・本丸・中ノ丸・刀洗池・京極丸・小丸 と続き、海抜395メートルの山王丸を頂とする。山腹には赤尾屋敷・御局屋敷・大野木屋敷を始め、削平地・竪掘等遺構は全山に埋めている。更に主峰大嶽・六坊を始め要所には遺構が散在し清水谷には根小屋跡があって、武将たちの屋敷跡が歴然としており、これより続く城跡西方の平坦地は城下町であった。落城後、木下藤吉郎秀吉によって城楼、城下町、寺院等が今浜(現長浜)に移され今は空しく松籟のみが、昔の悲劇を物語っている。※ 松籟(しょうらい)=松のこずえに吹く風のこと。 昭和51年10月 湖北町教育委員会 |
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