♪夢の向こう側
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曲水の宴 − 鹿児島市仙巌園
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鹿児島市にある仙巌園(旧島津家別邸)では、今年も『曲水の宴』(きょくすいのえん)が開催されました。曲水の宴は、本来中国から渡来したお祓(はら)いの行事でした。人々は、三月のはじめの巳(み)の日に水辺で水浴をして一年の災厄を除きました。この行事が、曲水のほとりで詩を作るという曲水の宴に発展し、3月3日の行事として日本に伝わりました。仙巌園の曲水の庭は、昭和34年(1959年)に発見され、「規模が大きいこと、また原型を完全にとどめていること」などから、曲水の庭としては日本最大の貴重な文化財であるとされています。仙巌園の曲水の宴では、参加者が武家の伝統的装束で宴にのぞみます。曲水の宴の風景をアップロードしました。          (旅した日 2006年04月)


神官巫女入庭
鶴嶺神社(仙巌園にある)の禰宜と巫女らが入庭して、曲水修祓の儀(曲水の流れを清める)が行なわれます。


巫女の後ろに8名の白丁(はくてい)が続きます。白丁は、地元の中学2年生の生徒が務めました。


入庭着座
参宴者たちの入庭です。


歌人・披講者・童児が庭上に着座しました。


歌題披露
歌題が歌人に渡されます。


流觴(りゅうしょう)曲水
盃に酒を満たし羽觴(うしょう)を流します。最初の羽觴は見送ります。羽觴とは、雀にかたどって翼の形をつけた酒杯。
白丁たちが羽觴の流れを導きます。



一觴一詠
和歌を短冊にしたためます。




披露
童児(地元小学校6年生)が和歌を頂きにいきます。


披講者によって和歌が披露されます。


第十四回仙巌園曲水の宴 歌題『笑み』
毛利元栄氏〔周防山口毛利家〕(写真上)、調所一郎氏〔薩摩調所家〕(写真下)。
笑左とは、財政改革や殖産、農業改革等を行なって薩摩藩を救った調所笑左衛門(ずしょ しょうざえもん)のことです。


島津久友氏〔都城島津家〕(写真上)、田中弘允氏〔磯の歴史と文化を生かす研究会〕(写真下)


小ケ倉靖郎氏〔鹿児島県歌人協会〕(写真上)、中島タツ子氏〔鹿児島県歌人協会〕(写真下)


木村八洲宏氏〔鹿児島県書道会〕(写真上)、坊野加代子氏〔鹿児島県書道会〕(写真下)
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