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旅行記 ・石見神楽 − 島根県大田市温泉津町 2014.05.10
いわみかぐら
石見神楽
じんりん
塵輪
夜神楽 石見神楽
場所:
温泉津温泉(ゆのつおんせん)の龍御前神社(たつのごぜんじんじゃ)
日時:2014年5月10日(土)PM8:00〜9:15
出演:谷住郷神楽社中(たにじゅうごうかぐらしゃちゅう)(島根県江津市)の皆さん。演目:塵輪、大蛇
〔演目〕 塵輪(じんりん)
キャスト
=仲哀天皇(ちゅうあいてんのう、 幣・扇子・刀を持つ)・高麻呂(弓・矢を持つ)・白と赤の二鬼
仲哀天皇=第十四代の天皇。日本武尊(やまとたけるのみこと)の子。名は、帯仲津日子命(たらしなかつひこのみこと)。
塵輪=演目中に登場する鬼の名前。身に翼があって、自由自在に飛び行く。何万という兵を連れて全国の人々を殺し廻る。
二神と二鬼の四人組の闘いで、その立ち会いがみどころです。
第十四代仲哀(ちゅうあい)天皇の時代、
異国より日本征伐を企てて数万騎の軍勢が攻め入って来ました。 その中に、塵輪(じんりん)という、身に翼があり
黒雲に乗って虚空を自由に飛びまわる神通自在の悪鬼がおりました。
塵輪の率いる軍勢は、国々村里を荒らし、
多くの民を攻め滅ぼします。 そこで、仲哀天皇は従者高麻呂とともに、天鹿児弓(あまのかごゆみ)、
天羽々矢(あまのはばや)の威徳をもって、塵輪を退治します。
仲哀天皇が供の高麻呂を連れ登場します。
仲哀天皇は、味方の誰もがかなわない塵輪を、自分が退治すると言います。 高麻呂に見張りを命じていると、
ついに高麻呂が塵輪が近づいていると確信します。
まず白鬼が登場。つぎに赤鬼が登場します。
仲哀天皇は、『命が惜しくば国を明渡せ』と叫ぶ塵倫に、高麻呂とともに応戦します。激戦の末、
塵倫をみごと討ち取り、数万の軍勢は退散していきました。
おろち
大蛇
〔演目〕 大蛇(おろち)
キャス
ト=須佐之男命(スサノオノミコト)・足名椎(アシナヅチ)・手名椎(テナヅチ)・櫛稲田姫(クシナダヒメ)・大蛇(オロチ)
須佐之男命=天照大御神(アマテラスオオミカミ)の弟。多くの乱暴を行ったため、高天原から追放された。
大蛇=ヤマタノオロチ(八岐大蛇、八俣遠呂智、八俣遠呂知)は日本神話に登場する伝説の生物(大蛇)。
石見神楽の代名詞にもなっている壮大なスケールの演目。暴れ回る大蛇とそれを退治する須佐之男命との格闘がみどころ。
以下、神話(古事記)より『ヤマタノオロチ』
高天原を追放された須佐之男命(スサノオノミコト)は、出雲国の肥河(島根県斐伊川)の
上流の鳥髪(現・奥出雲町鳥上)に降り立った。
箸(はし)が流れてきた川を上ると、
美しい娘を間に老夫婦が泣いていた。その夫婦は大山津見神(オオヤマツミ)の子の足名椎(アシナヅチ)と
手名椎(テナヅチ)であり、娘は櫛名田比売(クシナダヒメ)といった。
夫婦の娘は8人いたが、年に一度、
高志から八俣遠呂智(ヤマタノオロチ)という8つの頭と8本の尾を持った巨大な怪物がやって来て娘を食べてしまう。
今年も八俣遠呂智の来る時期が近付いた。
そのため、最後に残った末娘の櫛名田比売も
食べられてしまうと泣いていた。須佐之男命は、櫛名田比売との結婚を条件に、八俣遠呂智退治を請け負った。
まず、須佐之男命は櫛名田比売を櫛に変えてしまい、自分の髪に挿した。
そして、足名椎命と手名椎命に、7回絞った強い酒(八塩折之酒)を醸し、
8つの門を作り、それぞれに酒を満たした酒桶を置くようにいった。準備をして待っていると八俣遠呂智がやって来て、
8つの頭をそれぞれの酒桶に突っ込んで酒を飲み出した。
八俣遠呂智が酔って寝てしまうと、
須佐之男命は十拳剣で切り刻んだ。このとき、尾を切ると剣の刃が欠け、その後尾の中から出てきた
『草那芸之大刀(くさなぎのたち)』を、天照御大神に献上した。
八俣遠呂智を退治した須佐之男命は、
櫛に変えた櫛名田比売を元の姿に戻し、彼女と暮らす場所を求めて出雲の根之堅洲国
(現島根県安来市)の須賀の地へ行き、
そこで、『夜久毛多都 伊豆毛夜幣賀岐 都麻碁微爾
夜幣賀岐都久流 曾能夜幣賀岐袁』(八雲立つ 出雲八重垣 妻籠に 八重垣作る その八重垣を)と詠んだ。
以上、神話(古事記)は、『ヤマタノオロチ - Wikipedia』より
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