コラム  ・ 幸せにしてくれるもの 〜 公民会長の挨拶から   
− 幸せにしてくれるもの 〜 公民会長の挨拶から −
皆さん、こんにちは。今年の花見は何年か振りに、名実ともに満開の桜を見ながらの花見になりました。どうにか天気も持ってくれそうです。公民会長の挨拶ということですが、ちょっと時間を頂いて話しをさせて下さい。
 
アメリカのハーバード大学で75年間にわたって続けられている幸福に関する研究があるそうです。無作為に選ばれた 724人の男性の10代の頃から老年までの75年間の人生が克明に記録され続けています。
 
一生を通じて、私たちを健康に、幸せにしてくれるのは、何なのでしょう? この75年に渡る研究からはっきりと分かったことは、それは、良い人間関係に尽きるということだそうです。
 
それも、友達の数が多いとか少ないとか、家族が多いとか少ないとか、生涯を共にする伴侶がいるとかいないとかということではなく、重要なのは、身近な人たちとの関係の質だというのです。
 
では、身近な人たちとはどういう人たちかといえば、夫婦であったり、親子兄弟や家族であったり、そして今私たちの右左、前後に座っている隣近所や公民会の仲間のことです。
 
当たり前すぎてあえて意識することがないかも知れませんが、日頃見慣れた身近な人たちとの関係が、私たちの健康、幸せにとって、かけがえのないものだということです。
 
私たちは、12,000円という年会費を出し合って公民会活動を行っていますが、それは、身近な人たちとの質の高い関係を築く、あるいは維持する活動に他ならないと思います。そんなことを思いながら、本年度も公民会長として頑張ろうと思っていますので、宜しくお願い致します。
 
只今から、30分少々時間を頂いて初会をしますが、きょうのメインは花見ですので、大いに楽しんで頂ければ嬉しいです。(以上、2016年4月3日、花見における公民会長の挨拶から)
 
  ロバート・ウォールディンガー:
         人生を幸せにするのは何? 最も長期に渡る幸福の研究から
 

2016.04.06
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