コラム | ・ ももへの手紙と豊町御手洗 |
− ももへの手紙と豊町御手洗 −
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広島県呉市沖の安芸灘に浮かぶ下蒲刈島(しもかまがりじま)から上蒲刈島、豊島、大崎下島、平羅島、中ノ島を経て岡村島(愛媛県今治市関前村)へ至る7つの島は、平成20年(2008年)11月、上蒲刈島と豊島間に豊島大橋が開通したことで本土と一本の陸路でつながり、7つの橋が結ぶこの陸路は愛称を『安芸灘とびしま海道』と命名されました。 『あなたはきっと来る〜♪、いくつもの橋を渡って〜♪』。四国を拠点に活動する男性シンガー・ソングライターのレーモンド松屋さんの歌う『安芸灘の風』は、まだ陸路でつながる以前、船で愛媛県側から広島県側へ行ってしまった恋人が、今度はいくつもの橋を渡って帰ってくるのを一人の女性が待つというラブストーリーの歌です。 この曲に魅せられて、『安芸灘とびしま海道』を訪ねたのは昨年(2011年)のことでした。大崎下島の東の果てに位置するのが豊町(ゆたかまち)の御手洗(みたらい)や大長(おおちょう)です。 『ももへの手紙』という長編アニメをご存知でしょうか。ホームページにアップロードした豊町御手洗の旅行記をご覧頂いた方からお便りを頂きました。 〜 はじめまして ももへの手紙を 見て貴ホームページで 旅行記 ・豊町御手洗の町並み − 広島県呉市豊町 2011.05 を見させていただきました。 とっても素敵でした 今後も素敵なページを作ってください。 新潟県長岡市 50代 男性 〜 『ももへ』と一言だけ書かれた一枚の便箋。それは、行き違いからケンカしたまま事故で逝ってしまった父がももへ残した書きかけの手紙でした。父を亡くした小学校6年生のももは、母・いく子とともに、かつていく子が住んでいた瀬戸内の小さな島の港町『汐島』に移り住みます。 しかし、父に心ない言葉をぶつけてしまったことを後悔するももは、島の生活にも馴染めず、周りの人とも打ち解けらずにいます。そんなももの元に、イワ・カワ・マメという3匹の妖怪が現れます。 かれらの出現に当惑するももでしたが、彼らは『見守り組』という大切な使命があるのだといいます・・・。 国際的に注目を集めている沖浦啓之監督が、7年の制作期間をかけて完成させた感動の長編アニメーション。2011年に文化庁メディア芸術祭アニメーション部門の優秀賞を受賞。2012年に、第16回ニューヨーク国際児童映画祭の長編大賞を受賞。 舞台は瀬戸内の小さな島の『汐島』という港町となっていますが、描かれているのは御手洗や大長の風景や家並みでした。次のようなメールを返信しました。 〜 こんばんは。 お寄せ頂いたお便りで、 『ももへの手紙』というアニメがあること、 そのアニメの舞台が豊町御手洗や大長をモデルして 描かれていることを知りました。 早速、DVDを借りてきて鑑賞しました。 旅行記に収めたまさしく豊町御手洗や大長の風景や家並みが 描かれていました。 そして、それらの風景や家並みが物語の内容、雰囲気に実に 良くマッチしていました。 『安芸灘の風』という歌謡曲に魅せられて訪ねた 豊町御手洗や大長でしたが、感動長編アニメの舞台の モデルにもなったということで 一層感慨深い思い出の地になりました。 お便りをお寄せ頂き、ありがとうございました。 これからも宜しくお願いします。 〜 【備考】 (1)映画『ももへの手紙』公式サイトで、予告編・動画がみれます。 → http://momo-letter.jp/trailer.html (2)下記のページで豊町御手洗および大長の風景がみれます。 → http://washimo-web.jp/Trip/Mitarai/mitarai.htm → http://washimo-web.jp/Trip/Akinada/akinada.htm |
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