北海道の富良野・美瑛といえば、四季の移ろいがより鮮明な、自然豊かな観光地として有名ですが、富良野の中心からほぼ南に車で2時間弱のところにある、リゾート地『トマム』(星野リゾート
トマム)をご存知でしょうか。
山岳地帯としては例のない超高層ホテル(ザ・タワー)とガレリア・タワースイートホテル(現在のリゾナーレトマム)。ゴンドラに乗って13分間の空中散歩でたどり着く先は、標高1,088mにある雲海テラス、目の前には雄大な十勝の山々と、天空の奇跡『雲海』が広がるそうです。
過疎化が進んでいた勇払郡占冠村の振興策として、トマム山(標高1,239m)の開発の必要性を北海道開発庁が提言、第三セクター方式によるリゾート開発が決定します。『アルファリゾート・トマム』という名称で1983年開業。時はバブル経済へ向かう以前のことでした。
良質な雪が降る地域特性を生かし、冬のスキー客誘致を図り、当時主流だったリゾート会員権を販売して設備投資額を回収する計画でしたが、バブル経済崩壊とともに過剰な設備投資が行き詰まり、経営破綻。その後、2005年に星野リゾートが運営を引き継いて、再生したという歴史があります。
そのトマムがモチーフで、スケール感のある情景を背景に、悲恋に生きる男女の行き先の見えない悲しみを歌った歌謡曲(歌手:松尾雄史/作詞:板橋雅弘/作曲:水森英夫)が先月(2017年1月)発売になったので歌ってみました。
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