コラム | ・しめもん |
− しめもん −
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二人息子家族が帰省してくれ、お盆を一緒に過ごし、昨日、今日とそれぞれUターンして帰っていきました。行きつけのハンバーグ屋に行ったり、ホテルのバイキングランチを楽しんだり、中華料理店から単品を取ったりでした。 先月、ツアー旅行で行ったイタリアの食事(夕食)はいつも、主菜の第一皿がパスタやビザなど、第二皿が魚か肉とお決まりで、シンプル。(それに必ず、ワインとミネラルウォーターが付きますが。) 現地ガイドさんが、『イタリアは食事に関しては保守的だ』と説明してくれます。それに比べて、日本の食事は何てバラエティに富んでいることでしょうか。和食(和食もさまざま)から、フランス料理、イタリア料理などの各種洋食や中華など、日常的に何でも食べられます。 まさしく、飽食とはよく良い当てていますが、そうだからこそでしょうか、郷土料理の『しめもん』(煮しめ)が一番のごちそうに思えてきます。三家族の会食の最後は、連れ合い(お母さん)手造りの『しめもん』を皆で突いて締めくくりました。 長男家族は、高速道路を12時間のUターン距離。タッパウエアに『しめもん』を詰め、おにぎりを添えてあげました。途中、夜食に、孫ともども、美味しく食べてくれたことでしょう。 かつでは、行事や祝い事などがある度につくられていた郷土料理。まさしく『世界遺産の和食』。最近は、仕出しや弁当を買う方が、手間もかからず、かえって安上がりという風潮にあるようですが、次世代に伝えていきたい味ではあります。 残った『しめもん』(写真)は、連れ合いと二人で頂きます。ちなみに、写真の『し めもん』の食材は、揚げ豆腐、こんにゃく、さつま揚げ、かまぼこ、ちくわ、昆布、大根、人参、ごぼう、タケノコ、しいたけ、エビ、砂ずり。あと、干し大根が欲しかったかな。昔は、セシカラ(鯨のコロ)が入っていたものでした。
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2014.08.17 | ||||
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