レポート | ・わが家の太陽光発電の実績 |
− わが家の太陽光発電の実績 −
|
||||
今年(2011年)3月11日に発生した東日本大震災以来、太陽光発電が一層注目されています。わが家では、一昨年(2009年)10月、母屋の和瓦屋根に21枚の太陽電池モジュールを乗せた発電容量
3.84kW の太陽光発電(京セラ(株)製)がスタートしました。太陽光発電の設置にあわせて、ガスコンロをやめてIHクッキングヒーターにし、オール電化にしました(温水器は深夜電力を使用)。 ちょうど、同年11月1日より太陽光発電の導入促進のため、『太陽光発電の新たな買取制度』がスタートし、家庭で生じた太陽光発電による余剰電力が従来の2倍の価格( 48円/kWh)で電力会社によって買い取られるようになりました。 しかし、それでも初期投資金額を何年で回収できるか損益分岐点が気になったので、太陽光発電システムメーカーがはじき出した予想発電量のデータを使って、損益分岐点のシミュレーションを行ないました。その結果、初期投資金額を償却するのに15年余りかかるだろうという結果を得ていました。 それから、2年近くが過ぎ、太陽光発電の発電量、売電量、電気料金(電力会社に払った買電代)の実績データが得られたので、それらのデータ(平成22年9月から平成23年8月までのデータ)を用いて損益分岐点のシミュレーションをやり直してみました。その結果、下記の通り、11年5ヶ月で初期投資金額を償却できるだろうという良好な結果を得ました。 〔損益分岐点のシミュレーション結果〕 年間発電量 4,237 kWh (予想 3,826 kWh) 年間自己消費量 1,180 kWh (予想 1,668 kWh) 年間売電量 3,057 kWh (予想 2,158 kWh) 年間の電気料金(買電代) 98,108 円 (予想 150,297 円) 年間の売電金額 146,736 円 (予想 103,572 円) 年間の差引利益 48,628 円 (予想 -46,725 円) 太陽光発電がない場合の年間の電気代負担額 154,748 円 (注1) 年間の差引利益 48,628 円 年間の電気代節約金額 203,376 円 初期投資金額(工事費、消費税込み) 2,318,000 円 償却期間 11.40 年 (予想 15.33 年) (注1)電気料金(98,108 円) +太陽光発電自己消費量(1,180kWh)×(48円/kWh) = 154,748 円 ■わが家の太陽光発電実績の詳細を見る → http://washimo-web.jp/Information/OurSolar2/oursolar2.htm 当初の予想に比べ償却年数が4年短縮されるという結果が得られたのは、予想を1割上回る発電量が達成され、一方、消費電力(電力会社から買った電力)が予想の65%ですんだ(IHクッキングヒーターの消費電力が予想より少なかった)ことによります。2〜3年したら、より多くの実績データを使って損益分岐点のシミュレーションをさらにやってみたいと思っています。 尚、損益分岐点に関する当初のシミュレーション結果は下記のページでみれます。 → http://washimo-web.jp/Report/Mag-OurSolar.htm |
||||
|
||||
2011.09.21 | ||||
|
||||
− Copyright(C) WaShimo AllRightsReserved.− |