レポート | ・介護予防 〜 転倒に注 |
− 介護予防 〜 転倒に注意 −
|
|
著者は鹿児島県の北薩摩地方の、戸数約 130戸の公民会(自治会)の会長を仰せつかって2年目です。自分の公民会の会長をしながら、4つの公民会からなる区(約530戸数、人口約1,000人)の役員をしなければなりません。 昨年度は会計でしたが、今年度は区の社会福祉協議会の事務局担当です。事務局といっても一人で事務局員兼事務局長。毎月1回の生涯学習サロンの活動、独居宅の見回り活動、高齢者クラブの活動などの手伝いや区の敬老会の実施などを担当します。 毎月第一月曜日は生涯学習サロン(会員32名)の活動日で、先月(5月度)は町役場の『介護予防』の出前講座を受けました。介護予防は、平成18年(2006年)4月の介護保険法改正で登場した新しい考え方で、『要介護状態の発生をできる限り防ぐ(遅らせる)こと、そしてすでに要介護状態にある場合はその悪化をできる限り防ぐこと、さらには軽減を目指すこと』と定義されます。 介護や支援が必要となる主な原因は、脳卒中などの脳血管疾患、認知症や高齢による衰弱と続きますが、意外に多いのが転倒・骨折です。重い病気にかかっておらず比較的健康であっても、突如要介護の状態になる可能性がありますから、転倒には注意が必要です。 転倒しにくい『体づくり』と『住環境づくり』に気をつけてましょう。まず体づくりは、下半身の筋力増強、バランス能力の向上、骨を強くする食事を心がけるのが3つのポイントです。 毎日体を動かし、普段の生活に少しでも歩く習慣を取り入れたり、自治体などで行われる『ころばん体操』やプチエクササイズ(足指のマッサージやストレッチ、片足上げ運動など)へ参加したりしましょう。 日頃からバランスのとれた食事に心がけ、カルシウムやその吸収を良くするビタミンD、ミネラルを多く含む食品を選択すのが良いといわれます。 転倒しにくい住環境づくりについては、浴室やトイレ、階段、玄関など、バランスを崩しやすい場所には手すりがあると安心です。また、床に荷物などを散らかして置かない、カーペットなどの敷物の端がめくれないように固定する、電源コードなどを歩く場所に伸ばして置かないなど、転ぶ要因を家の中につくらないことも重要です。
|
|
|
2016.6.08 | ||||
|
||||
− Copyright(C) WaShimo AllRightsReserved.− |