コラム | ・カンパリでだいやめ! |
− カンパリでだいやめ! −
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鹿児島では、晩酌のことを『だれやめ』変じて『だいやめ』といいます。だれ、すなわち疲れをやめる(とめる)という意味に由来します。普通『だいやめ』は、ビールか焼酎ですが、『カンパリ』(Campari)にしてみました。 苦味のあるタイプのイタリアのリキュールで、液色は赤く、アルコール度数は25度。イタリアのトリノでバーテンダーをしていたガスパーレ・カンパリが開発し、1860年、当時の流行に乗って、売り出しました。 この一つのリキュールの開発によって、現在の製造元であるダヴィデ・カンパリ社は、イタリアの数社の酒類製造会社を傘下におさめる酒造業界の一大グループを形成しています。 リンドウの根など、60種類にのぼる材料が使われているとか。しかし、その製法は現在でも明らかにされていないそうです。日本では、サントリーが輸入販売しています。値段は、200ml瓶が 500円〜600円。 なぜ、『カンパリでだいやめか!』と言いますと、7月ツアー旅行でいったイタリアのミラノでカンパリ発祥の店を見かけたので、『カンパリ・オレンジ』と『ルビーモスカート』を作ってみたのです。 作り方はとても簡単。カンパリ・オレンジは、氷を入れたタンブラーにカンパリとオレンジジュース(果汁 100%)を1:3の割合で注ぎ、軽くかき混ぜ、オレンジを飾るとでき上がりです。ルビーモスカートは、冷やしたカンパリとスパークリングワイン(発泡ワイン)を1:4の割合でシャンパン・グラスに注ぎ、軽くかき混ぜます。
カンパリは、味に苦味がありますが、ゴーヤ(にがうり)が好きになれば、食べずにおれないのと似ているかもしれません。レシピについては、インターネットにたくさんのページがアップロードされています。例えば カンパリ * カクテル → http://camparicocktail.iinaa.net/ カンパリについて、元世界銀行副総裁で現在イギリス領ヴァージン諸島にお住いの西水美恵子さん(『国をつくるという仕事』『あなたの中のリーダーへ』(いずれも英治出版)の著者)から次のようなコメントを頂きました。
また、本メルマガの著者と同じ鹿児島県さつま町にお住いの濱崎輝さんから『だいやめ』について、面白いコメントを頂きました。
そこで、調べてみますと『パラオ - Wikipedia』にありました。日本統治時代に教育を受けたパラオ人は、日本語で不自由無く意思疎通ができるレベルに達している者が多い。また、日本語由来の現地語も多く流通しており、扇風機は「センプウキ」、電話は「デンワ」、ブラジャーが「チチバンド」、ビールを飲む事は「ツカレナオス」、美味しいは「アジダイジョウブ」、混乱することを「アタマグルグル」、飛行場は「スコオジョウ」と言う。と。 面白いですね。こんな面白い話しを聞くともう現地に行ってみたくなるので困りものです(笑)。さて、皆さんも、たまには『カンパリでだいやめ!』をいかがでしょうか? 健康のためにもなります。
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2014.09.02 | ||||
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