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2008年のNHK大河ドラマ『篤姫』でお馴染みになった小松帯刀、おちか(お千賀)、お琴さん(琴仙子)は小松家の菩提寺であった日置市日吉町吉利にある園林寺(おんりんじ)跡に眠っています。 |
おちかさんの墓 お琴さんの墓はこの辺り |
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小松帯刀さんの墓 |
吉利集落を見下ろす最前列に帯刀さんと正妻おちかさんの墓が並んで建てられています(写真上) |
お琴さんの墓(写真上・下)は、帯刀さんと正妻おちかさんの墓の後方に建てられています。 |
お琴さんの墓 |
京都祇園の芸妓だったお琴さんは、『わたしが死んだら帯刀公の傍らに埋めてほしい』という遺言を残します。お琴の遺骸が園林寺跡小松家墓地の一隅に移されたのは、生前のおちかさんの計らいだったそうです。 |
【編集後記】 |
NHK大河ドラマ『篤姫』の最終回(2008年12月14日放送)で、病床の帯刀はお琴、薩摩から駆けつけたおちか、そしてお琴との間にできた4歳の男子・安千代に看取られ、36歳の生涯を閉じます。帯刀が、『おちかにもお琴にもすまなかった』と詫びをいうと、おちかは『主人が頭をさげたね、いい気分だね』とお琴に冗談を言って笑います。そして帯刀は、『満足のゆく人生であった、おちか、安千代を頼む』と言い残していきます。田渕久美子さんの小松帯刀への思い入れの程が感じられる脚本だなと思いましたが、帯刀さんとおちかさん、そしてお琴さんは、まさしくそのシーンの情景のまま、ここ園林寺に眠っています。おちかさんに育てられ、明治5年に30代として家督を継いだ小松清直(きおなお、幼名・安千代)もこの墓地に眠っています。(2008.12.15記)( |
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