♪安里屋ユンタ
童謡・唱歌の世界

    
    
旅行記 ・由布島 〜 八重山5島めぐり(2) − 沖縄県  2010.01
ゆ  ぶ  じま
由布島
水牛車で渡る島
由布島に向う水牛車(向こうに見える緑色)と帰ってくる水牛車(手前の青色の水牛車)
水牛車から見る由布島
   
由布島(ゆぶじま)は、沖縄県八重山郡竹富町に属し、西表島の東の沖合400mに浮かぶ周囲約2km、海抜1.5mの小さな島です。昼間は観光客で賑わいますが、島の戸数は数戸で、十数人ほどしか住んでいません。西表島と由布島間の浅瀬の海は、通常は大人の膝に満たないぐらいの深さ(満潮時でも1m ほど)しかないため、西表島と由布島間の観光用の移動手段として水牛車が利用され、由布島の重要な観光資源になっています。
      
由布島から帰り着いた水牛。お疲れさま!
由布島からみる水牛車の群れ。由布島も西表島も小雨混じりで煙っていました。
亜熱帯植物園
鈴なりのパパイヤ
  
10〜15分水牛車にゆられて島へ到着すると、そこは島全体が亜熱帯植物園。トックリヤシ、ミツヤヤシ、トックリヤシモドキなどのヤシ類が約3万本、ハイビスカス、ブーゲンビリアなどの花々も数十種類、美しく咲き誇っていています。
 
水牛車の水牛は、もともと台湾から連れて来られた雄の『大五郎』と雌の『花子』のひとつがいの水牛が繁殖して現在に至ると云われています。水牛は、2歳から水牛車を引くトレーニングを始め、3歳頃から本格的に引っ張るようになるそうです。
    
珍しい白色のブーゲンビリア
小道の両側に背の高い熱帯特有の植物が生い茂っていました。
オオタニワタリ
   
島の人々が消えていく中で、西表正治おじい夫婦は島に残り、再び島に人々が戻ってくることを信じてたくさんのやしの木や花を植え続けていきました。そうして出来上がったのが、島全体からなる現在の亜熱帯植物園です。
  
由布島はかつて竹富島や黒島などから移住した人々が対岸の西表島に行き帰りして水田を作って生活していて、由布島には小学校もあったそうです。しかし、1969年(昭和44年)のエルシー台風で島が壊滅的なダメージを受けたのををきっかけにほとんどの住民が西表島などに移り住んでいきまった。
ブーゲンビリア園にて
トロピカルな雰囲気を演出するハイビスカスやブーゲンビレア
赤と黄色の配色がいかにもトロピカル
【DATA】
営業時間 9:00〜17:00(年中無休)
入園料  1,300円(大人)、子供(650円)
レストラン 1店舗(インターネット接続完備)
水牛車渡し \1,300(小人半額)

  
島内には蝶々園やブーゲンビレア園などの施設もあります。また、園内にはレストランやお土産屋はあり、季節のトロピカルフルーツやジュース、アイスクリームも美味しいと評判のようです。
ヤシだけでも20種類以上が植えられています。
小雨がぱらつく天気でしたが、快晴の日には真っ青な海色のことでしょう。
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