卯之町の町並み
(国の重要伝統的建造物群保存地区) |
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卯之町の町並み、宇和先哲記念館(突き当り) |
宇和町卯之町(うわちょううのまち) 宇和町卯之町は、愛媛県西予市(せいよし)にある重要伝統的建造物群保存地区です。戦国時代はこの地に勢力を持った西園寺氏が居城とした松葉城があり、その城下町でしたが、居城がが肱川対岸の黒瀬城に移り廃城となった後は、在郷町(城下町あるいは主要経済都市の近郊農村に発生した町)となりました。 |
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元見屋酒店 |
そして、四国八十八箇所霊場の第四十三番札所である明石寺(めいせきじ)の門前町、宇和島街道の宿駅としての性格ももつようになり、幕藩時代は宇和島藩の在郷町として栄えました。町内には江戸中期から昭和初期までに建てられた商家が並び、白壁・うだつ・出格子といった伝統的な美しい町並みが続いています。(以上、Wikipediaを参考) |
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元見屋酒店 |
地場産業である良質の檜材(ヒノキ材)や宇和盆地でつくられた良米等が集まり、5軒の造り酒屋が店を構え、商家が立ち並びました。また、宇和島、大洲(おおず)を結ぶ街道の拠点として物資が集散したり、白装束のお遍路さんが往来して宿場をにぎわせました。 |
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元見屋酒店 |
この区域には、近世(江戸時代)の面影を伝える町家が軒を並べ、併せて寺(江戸時代)・学校・教会等、明治・大正・昭和初期の歴史的建造物により、伝統的な町並みが形成されています。町並みの特徴は、妻入りと平入りが混在していることです。妻入りの町家は四国地方にはあまり例がなく、珍しい。 |
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池田屋(酒店、ギャラリー・喫茶) |
また、格子や蔀(しとみ)、床几(しょうぎ)、大戸(おおど)などに加え、卯建(うだつ)、袖壁(そでかべ)、一階軒下の持送り、二階の手摺り、飾り瓦等の意匠も特徴的です。保存地区は中町、新地、横町、大念寺、下町に分けられ、江戸時代の地割りや、各時代の建造物で独自の景観を醸し出しています。(以上、西予市の現地説明板より)。 |
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カフェ・喫茶(左手前)と末光家住宅 |
元見屋酒店 江戸時代からの古い町並みが残る宇和町中町の通りに面した、戸時代から続く伝統の造り酒屋。仕込蔵は安政の頃、前蔵は寛政の頃に建てられ、築約 200年以上を経た蔵で今も昔と変わらぬ酒が造り続けられています。当時のまま残されている帳場や土壁からは芳しい酒の香が漂っているそうです。代表銘柄は、『開明』、『富士白菊』。 |
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卯之町の町並み |
末光家住宅 1770年(明和7年)に建てられた『平入り』の建物。蔀(しとみ)や格子(こうし)など卯之町らしいデザインが残る町並みの代表的な町家。大正時代初期まで酒造業を営み、1919年(大正8年)に卯之町醤油株式会社を設立し、1937年(昭和12年)まで醤油製造・販売を営んでいました。 |