雰囲気のある路地 |
560年アタナヒルド王はトレドに遷都してキリスト教国家が誕生、およそ 200年間統治を行いました。トレドでは、400年に第1回トレド教会会議が開かれましたが、西ゴート時代にもたびたび教会会議が開かれ、これによりトレド司教座の権威が高まり、イベリア半島全体の首座大司教座となりました。711年、ウマイヤ朝によって征服され、イスラム支配下に入りましたが、1031年に後ウマイヤ朝が崩壊すると、タイファ諸国(分立するイスラム教諸王国)の1つトレド王国の領域となりました。しかし、キリスト教徒がレコンキスタ(国土回復運動)』を展開してくると、カスティーリャ王国によりトレドは降伏し、アルフォンソ6世がトレドに入城しました。 |
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トレドの歴史 |
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トレド(Toledo)は、マドリードから南に71kmの距離にあるスペイン中央部の都市で、タホ川に面しています。カスティーリャ=ラ・マンチャ州の州都で、トレド県(人口約60万人)の県都。かつての西ゴート王国の首都であり、中世にはイスラム教・ユダヤ教・キリスト教の文化が交錯した地でした。紀元後4世紀後半になってローマ帝国の力が行き届かなくなるとともに、ゲルマン民族(現在のドイツ北部・デンマーク・スカンジナビア南部地帯に居住していたインド・ヨーロッパ語族)の大移動が起きます。ゲルマン民族の大移動に伴って南下してきた西ゴート族がローマを占領後、南フランスに西ゴート王国を建国( 415年)し、イベリア半島も制圧。 |
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聖体祭のために張られた天幕 |
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