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旅行記 ・野柳地質公園〜中正公園 − 台湾の旅(8) 2012.04
野柳地質公園
  『野柳地質公園』は、台湾北海岸に突出した長さ1700m余りの細長い岬です(写真は現地看板を撮影)。
野柳地質公園 野柳地質公園は、台湾北海岸に突出した細長い岬で、長さ約1700メートル余り。1000万年におよぶ地殻運動、海蝕、風蝕の影響を受けて、徐々にキノコ型の蕈状石や燭台石、壷穴、棋盤石、海蝕洞といった、独特の地質的奇観を生み出し、台湾で有名な地質公園となっています。見る者を圧倒します。
岬への道は行き交う見物客で混雑していました。
独特な奇観を呈している野柳地質公園
今にも折れそうな岩の光景を随所で見かけました。
奇岩の中でも蕈状岩 (きのこ岩)が最も多かったです。
大昆布のように見える石と大蛸のように見える石
奇観すぎるほど奇観な風景でした。
草の緑色に蕈状岩 (きのこ岩)が映えます。
こちらも蕈状岩 (きのこ岩)。赤線から外には出れません。
最も有名なのが『クィーンズヘッド(女王頭)』(右の写真は現地の看板を撮影したもの)  
 『クィーンズヘッド』は大人気で、写真を撮るのに苦労しました。
燭台石(キャンドル石)
燭台石(キャンドル石)
大きな草履の形をした『仙女遺履』(上の写真中央)
こちらは、化石
 
基隆(キールン)
かつで台湾最大の貿易都市として栄えた基隆。歴史を感じさせる街並みです。
基隆(キールン)は、台北から鉄道(台鐵)で30分ほどの台湾北端部にある都市で、高雄(たかお)について台湾で2番目の貨物取扱量を誇る基隆港を抱え、台湾の貿易・物流の重要拠点になっています。観光では夜市が特に有名。基隆は日本統治時代以前から対外貿易の拠点となっていましたが、港湾の水深が浅く岩礁も多かったため大型船の停泊ができない状態でした。
車とバイクが多いことは基隆も例外ではありません。
日本政府は台湾統治を開始すると港湾周囲の浚渫(しゅんせつ)工事と防波堤の建設などを進め、1万トン級の船舶が停泊可能な近代港湾として整備しました。同時に基隆は台湾縦貫鉄道の北側の起点とされ、その経済的な重要性はさらに高り、特に戦前、台湾の海の玄関として賑わいました。
基隆の日常が垣間見られる風景(上の3枚の写真はいずれも車中より撮影)
 中正公園
中正公園は基隆港の東側の小高い山の中にあります。
中正公園は、基隆港の東側にある小高い山の中にある公園で、基隆港や基隆市内を一望できます。児童公園、バスケットコート、テニスコートなど様々な施設を備えており、基隆市民の憩いの場所になっています。
門をくぐるとまず迎えるのが大きな弥勒仏像
中正公園は、また、公園内にある高さ22.5mの観音菩薩像や大きな弥勒仏像でも有名です。正門をくぐると、こちらを向いているのが白い大きな弥勒仏像。身体をよじ登っている青いのは、中国の童子です。
観音菩薩像を守る金色の大きな獅子像
童子によじ登られながら、満面の笑みを湛(たた)えた顔は実に福々しくユーモラスです。奥へ進むと、白い大きな観音菩薩像が。観音菩薩像はこちらに背を向け、基隆の港や市街地の方を向いて立っています。
観音菩薩像の内部は5階建てになっていて頭部から景色を展望することができます。
左右には観音菩薩像を守るように2頭の金色の獅子が配置されています。この観音菩薩像の中は5階建てになっていて、頭部まで階段で登ることができ、観音像の中から景色を展望することもできます。
基隆港は地形に恵まれた自然の良港。日本の長崎港に似た雰囲気があります。
 
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