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旅行記 ・圓山大飯店と士林夜市− 台湾の旅(7) 2012.04
 
圓山大飯店
正面から見た圓山大飯店
圓山大飯店(まるやまだいはんてん)は、
台湾台北市にある14階建ての朱塗りの中国宮殿式建物で、台湾が世界に誇る格式ある
豪華ホテルで、台北のランドマーク的存在になっています。
 
門口から見る圓山大飯店
ロビーには朱塗りの柱が林立し、床は分厚い絨毯が
敷かれ豪華そのものです。客室は広く、また広いベランダもついています。敷地も広大で、
本館の裏には旧館とテニスコート、野外プールがあります
一階ロビー
日本統治時代(1895年〜1945年)の
1901年(明治34年)、この場所に『台湾神宮』ができました。台湾神宮は台湾の総鎮守として、
当時の日本政府として台湾で最も重要な神社とされました。
二階から見る一階ロビー
戦争が終る直前の1944年(昭和19年)、この神社に
旅客機が墜落。ほとんどの建物が消失しました。1945年、日本敗戦により台湾にあるすべての神社が
廃止され、その跡地に『台湾ホテル(台湾大飯店)』が建てられました。
一階受付 
その後、1952年に大改築され、
現在の圓山大飯店となりました。1968年には米国の雑誌で『世界十大ホテル』として賞賛され、
世界中から多くの観光客が集まるようになりました。
玄関へ上る階段から
現在までに約2千人を超えるVIPが
宿泊したといわれます。現在でも台湾の政府関係者、実業界の大物などが行うパーティなどは
ほとんどこのホテルで行われているそうです。
ライトアップされた龍の置物
現在では、英語はもちろん日本語による
サービスを受けることが出来ますが、開業当初は世界に冠たる中華民国一のホテルという方針で、
日本語はおろか英語によるサービスさせなかったそうです。
門口をホテルより見る
今年(2012年)で創業60周年を迎え
施設も老朽化してきているため、年末から5億元(約15億円)をかけて
改修工事を行うそうです。2014年完成予定。
7階の客室ベランダから見た裏山()
このホテルの地下には、当時の蒋介石総統時代に
総統が作った、長さ180mに及ぶ『秘密のトンネル』があることが知られています。ホテルから剣潭公園と
北安公園に連絡していますが、現在一般公開されていません。
7階客室ベランダから見た風景。橙色の屋根は忠烈祠。  
しりんよいち
士林夜市
士林夜市に向うツアー客の一行
台北市内の圓山大飯店の位置する
北エリアには、圓山大飯店のすぐ東隣に忠烈祠があり、また北には近くに『士林夜市』があり、
国立故宮博物院もそう遠くないところにあります。
夜市へ通りは入口から混雑しています。 
台湾といえば、夜市(ナイトマーケット)。
夜市の名が示すように、夕方になると常設店舗の前などの路上に小吃(シャオチー)と
呼ばれる料理が並ぶ台湾B級グルメの宝庫へ。
洋服を物色中の女性たち
グルメだけでなく、衣料品、生活雑貨、
遊戯などの様々な屋台が所狭しと出店し、多くの来客で賑わいます。
まさに、台湾人のパワーの源です。
全部特価、390元(約1200円)まで。下着100元(300円) 
台北市内には大小合わせて10の夜市が
あるそうですが、もっとも規模の大きいのが士林夜市。MRT(都市鉄道)剣潭站下車徒歩3分ほど。
タクシーだと、台北市内中心街から20〜30分。
小物グッズからファションまで
林夜市は、陽明戯院(映画館)あたりを
中心に、文林路、大東路、大南路などにぎやかな通りから成り立っており、なかでも、士林市場は
1910年に建てられた古い歴史を有するマーケットだそうです。
台湾名産のお菓子類を売っている店
台湾の夜市は、
現地の人たちにとっては日常生活の一部であり、家族の団欒や仲間と親交を
深めるための場所でもあるそうです。
陽明戯院(映画館)
グルメを食しに毎晩毎晩
ひっきりなしに多くの人が集まるのには、台湾の人たちの外食事情に
理由があるそうです。
『士林101冰城』はカキ氷屋さん
つまり、共働きが多い台湾で、外食はとても
日常的なことであり、外で食べたほうが安いうえに、美味しい料理が食べられるからです。また
夕食だけでなく、朝食まで外食派という人も珍しくないそうです。
恋人同士あるいは家族連れ
士林夜市は、このような熱気のまま
夜が更け、午前0時を過ぎても営業が続きます。但し、MRT(都市鉄道)の最終は
23時ですので、帰りは足の確保に注意が必要です。
『甘梅薯條』は、甘くてサクサクな揚げサツマイモ
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