正面から見た圓山大飯店 |
圓山大飯店(まるやまだいはんてん)は、
台湾台北市にある14階建ての朱塗りの中国宮殿式建物で、台湾が世界に誇る格式ある
豪華ホテルで、台北のランドマーク的存在になっています。 |
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門口から見る圓山大飯店 |
ロビーには朱塗りの柱が林立し、床は分厚い絨毯が
敷かれ豪華そのものです。客室は広く、また広いベランダもついています。敷地も広大で、
本館の裏には旧館とテニスコート、野外プールがあります
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一階ロビー |
日本統治時代(1895年〜1945年)の
1901年(明治34年)、この場所に『台湾神宮』ができました。台湾神宮は台湾の総鎮守として、
当時の日本政府として台湾で最も重要な神社とされました。 |
二二階から見る一階ロビー |
戦争が終る直前の1944年(昭和19年)、この神社に
旅客機が墜落。ほとんどの建物が消失しました。1945年、日本敗戦により台湾にあるすべての神社が
廃止され、その跡地に『台湾ホテル(台湾大飯店)』が建てられました。 |
一階受付 |
その後、1952年に大改築され、
現在の圓山大飯店となりました。1968年には米国の雑誌で『世界十大ホテル』として賞賛され、
世界中から多くの観光客が集まるようになりました。 |
玄関へ上る階段から |
現在までに約2千人を超えるVIPが
宿泊したといわれます。現在でも台湾の政府関係者、実業界の大物などが行うパーティなどは
ほとんどこのホテルで行われているそうです。 |
ライトアップされた龍の置物 |
現在では、英語はもちろん日本語による
サービスを受けることが出来ますが、開業当初は世界に冠たる中華民国一のホテルという方針で、
日本語はおろか英語によるサービスさせなかったそうです。
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門口をホテルより見る |
今年(2012年)で創業60周年を迎え
施設も老朽化してきているため、年末から5億元(約15億円)をかけて
改修工事を行うそうです。2014年完成予定。 |
7階の客室ベランダから見た裏山() |
このホテルの地下には、当時の蒋介石総統時代に
総統が作った、長さ180mに及ぶ『秘密のトンネル』があることが知られています。ホテルから剣潭公園と
北安公園に連絡していますが、現在一般公開されていません。 |
7階客室ベランダから見た風景。橙色の屋根は忠烈祠。 |
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しりんよいち
士林夜市 |
士林夜市に向うツアー客の一行 |
台北市内の圓山大飯店の位置する
北エリアには、圓山大飯店のすぐ東隣に忠烈祠があり、また北には近くに『士林夜市』があり、
国立故宮博物院もそう遠くないところにあります。 |
夜市へ通りは入口から混雑しています。 |
台湾といえば、夜市(ナイトマーケット)。
夜市の名が示すように、夕方になると常設店舗の前などの路上に小吃(シャオチー)と
呼ばれる料理が並ぶ台湾B級グルメの宝庫へ。 |
洋服を物色中の女性たち |
グルメだけでなく、衣料品、生活雑貨、
遊戯などの様々な屋台が所狭しと出店し、多くの来客で賑わいます。
まさに、台湾人のパワーの源です。 |
児全部特価、390元(約1200円)まで。下着100元(300円) |
台北市内には大小合わせて10の夜市が
あるそうですが、もっとも規模の大きいのが士林夜市。MRT(都市鉄道)剣潭站下車徒歩3分ほど。
タクシーだと、台北市内中心街から20〜30分。 |
小物グッズからファションまで |
林夜市は、陽明戯院(映画館)あたりを
中心に、文林路、大東路、大南路などにぎやかな通りから成り立っており、なかでも、士林市場は
1910年に建てられた古い歴史を有するマーケットだそうです。 |
台湾名産のお菓子類を売っている店 |
台湾の夜市は、
現地の人たちにとっては日常生活の一部であり、家族の団欒や仲間と親交を
深めるための場所でもあるそうです。士 |
陽明戯院(映画館) |
グルメを食しに毎晩毎晩
ひっきりなしに多くの人が集まるのには、台湾の人たちの外食事情に
理由があるそうです。 |
『士林101冰城』はカキ氷屋さん |
つまり、共働きが多い台湾で、外食はとても
日常的なことであり、外で食べたほうが安いうえに、美味しい料理が食べられるからです。また
夕食だけでなく、朝食まで外食派という人も珍しくないそうです。 |
恋人同士あるいは家族連れ |
士林夜市は、このような熱気のまま
夜が更け、午前0時を過ぎても営業が続きます。但し、MRT(都市鉄道)の最終は
23時ですので、帰りは足の確保に注意が必要です。 |
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