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クラーク博士と札幌農学校 |
明治9年(1876年)に札幌農学校が開校すると教頭としてマサチューセッツ農科大学学長のウィリアム・スミス・クラーク博士が招かれました。わずか8ヶ月の滞在でしたが、彼に直接科学とキリスト教的道徳教育の薫陶を受けた1期生からは佐藤昌介(北海道帝国大学初代総長)や渡瀬寅次郎(東京農学校講師、実業家)らを輩出しました。また2代目のホイーラー教頭もクラークの精神を引き継ぎ2期生からは新渡戸稲造(教育者)、内村鑑三(思想家)、広井勇(土木工学)、宮部金吾(植物学)らを輩出し、北海道開拓のみならずその後の日本の発展に大きな影響を与えました。クラーク博士が帰国に際して残したBoys,
be ambitious(少年よ大志を抱け)の言葉は、不朽の名言として語り継がれています。 |
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