隣りの田んぼでは『宮内奴振踊り』の奉納です。 |
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この踊りは、大きな纏(まとい)についたへぎ竹(竹を薄く削ったもの)を回転させて踊るもので、田んぼにつく虫を追い払うしぐさを意味しています。その後、新田神社境内にある保食神社で御田植に伴う諸神事が行われ、古式ゆかしい衣装に身を包んだ早男(さおとこ)と早乙女(さおとめ)が一列になり、神田にて苗を植えていきます。
今年(2011年)、南九州は昨年より20日も早く5月には梅雨にはいり、新田神社御田植祭は雨の中での実施となりました。祭りを演じる人、スタップの方、そして見物客も雨で大変でしたが、田植の雰囲気にお似合いの天候ではありました。この一年の五穀豊穣と無病息災を祈りたいです。 |
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新田神社と御田植祭 |
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鹿児島県薩摩川内(せんだい)市街を一望する小高い神亀山(しんきざん)の山頂にある新田(にった)神社は、邇邇芸尊(ににぎのみこと)を主祭神とし、天照大神(あまてらすおおみかみ)と天押穂耳尊(あめのおしほみみのみこと)を祀った旧薩摩藩を代表する神社です。神亀2年(725年)に創建されたと伝えられ、薩摩国一の宮として古来から南九州の人々に信仰されてきました。この新田神社で6月上旬に行われるのが、五穀豊穣を祈願する『御田植祭(おたうえさい)』です。新田神社で本社祭の神事のあと、倉野、宮内地区に伝わる県の指定無形文化財である奴振踊り(やっこぶりおどり)の奉納が行われます。 |
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ヘギ竹の纏(まとい)を力いっぱい廻します。 |
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