水木しげるロード　－　鳥取県境港市　／　旅行記

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旅行記　・水木しげるロードを訪ねて　－　鳥取県境港市　　2010.11

境港～水木しげるロード

水木しげる先生執筆中のモニュメント（境港駅前）
（机に向かう壮年期の水木氏と、それを見守る鬼太郎・目玉おやじ・ねずみ男）

机に向かう水木先生を見守る鬼太郎（写真上）

米子駅を基点とする全長17.9kmのＪＲ西日本の路線が境線（さかいせん）です。その終着駅である境港駅から本町アーケードまでの全長約 800メートルの間に、水木しげる氏の代表作『ゲゲゲの鬼太郎』

『水木しげるロード』は、鳥取県境港市にある商店街の名称で、同市出身の漫画家・水木（みずき）しげる氏が描く妖怪の世界観をテーマとした観光名所です。

『水木しげる夫妻ブロンズ像』
（境港駅前、平成22年3月8日の88歳の誕生日に除幕）

境港駅を出発したラッピング車両『ねずみ男列車』（先頭）と『ねこ姫電車』（写真上）

目玉おやじの行灯の『鬼太郎タクシー』

2010年に放映されたNHKの連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』（水木しげるの夫人の武良布枝が著した同名の自伝が原作）が放映され、人気を呼んだことと相まってますます人気となり、『水木しげるロード』

『悪魔くん』『河童の三平』などのキャラクターを中心として日本各地の妖怪たちをモチーフにしたブロンズ製オブジェ（銅像）が設置されています。

『鬼太郎交番』（境港駅前交番）

手作り妖怪の『妖怪ショップゲゲゲ』

砂かけ婆（ばばあ）

しかし、1970年代に到来したモータリゼーションの変化や、1974年（昭和49年）以降の大規模小売店の進出などによって商店街には空き店舗が目立つようになり、商業の空洞化が進みました。

を訪れる観光客は、同年８月23日には 200万人の大台（過去最高は年間172万人）にのったそうです。境港市は日本有数の水揚げを誇る漁業の町として商店街も発展してきました。

妖怪楽園

三平茶屋

『ネズミとり』を売るねずみ男

オブジェを設置する『水木しげるロード』の整備を決めました。オブジェの製作にかかわる水木氏への著作料については無料とするという協力を受けたもので、1993年（平成5年）、23体のオブジェが設置さ

そんななかで、境港市は、周辺地域の商店街への回帰を目的に、『緑と文化のまちづくり』の一環として商店街に境港市出身の漫画家・水木しげる氏の漫画に登場する妖怪をモチーフにしたブロンズ製

一つ目小僧

鬼太郎と猫娘

家獣

っていきました。その後、徐々に像の数を増やしていき、2010年（平成22年）の１月現在、134体を数えています。オープンした年に２万1000人だった観光客数は、翌年には10倍以上に上り、４年後には

れて『水木しげるロード』がオープンしました。当初は像の一部が壊され盗まれるなどといった事件が発生したものの、これら一連の騒動の全国規模での報道がきっかけとなり、県外での知名度が高ま

　　　

境港名物『妖怪饅頭』

目玉おやじ

サラリーマン山田

目標にしていた年間観光客数100万人を突破し、鳥取砂丘を超える一大観光地となりました。シャッター通りであった商店街の空き店舗に新規出店があるなどの好影響を生んでおり、その取り組みは商

38万を超えていきました。さらに、2003年（平成15年）に水木しげる記念館が開館し、2007年（平成19年）に『ゲゲゲの鬼太郎』のテレビアニメシリーズが新たに開始されたこと等の影響もあって2007年には

針女（はりおなご）

こんなノスタルジックな風景も

ねずみ男

産などを売る店が軒を連ねています。JR西日本・境線には、ラッピング車両『鬼太郎列車』、『ねずみ男列車』、『ねこ娘列車』、『目玉おやじ列車』が運行中です。

店街・地域活性化のモデルケースとして注目されていいます。通りには、『ゲゲゲすじ』『サラリーマンすじ』『しげるさん通り』『おやじ通り』といった名前の通りが存在し、妖怪にまつわるグッズや食べ物、お土

電話ボックス『鬼太郎の家』

沈みゆく境港の夕陽

【編集後記】

境港市は日本有数の漁港なので、鹿児島からせっかく来たのだから海鮮グルメを堪能しない手はないということで入ったのが、お食事処『かいがん』というお店。市内には何件か海鮮グルメを味わえる店がありますが、旅行誌に紹介されていて写真が豪華だったので入った店でした。時刻は午後２時をとうに回っていて昼食時間のピークを過ぎているというのに、駐車場には県外ナンバーの車が数台止まっていて、座席が空くのを少し待たないといけない状況でした。注文した『特選さかな丼』（左写真）は、海鮮丼に、天ぷら、茶碗蒸し、煮物、酢の物、味噌汁、デザートが付いて1700円。境港の海鮮グルメを堪能して『水木しげるロード』に向ったのでした。

【参考にしたサイト】
■Wikipediaの『境港市』、『水木しげる』、『水木しげるロード』の各ページ。
■水木しげるロードMAP

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