稲穂を模した枝垂れ咲きです。 |
毎年1月14日になると、鹿児島県伊佐市(旧大口市)原田の農業内田一さん(77)宅の床の間のある座敷には、四斗俵(60kg)三俵の米俵に刺された榎(エノキ)に800個の餅の花が満開となります。立派な米俵に餅花を飾るのは全国的にも珍しく、鹿児島県内でもこの内田さんの一軒だけです。 |
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1月15日は小正月。鹿児島でも各地で伝統行事が継承されています。その一つが餅花(花餅)飾りです。餅花は、榎(エノキ)や柳などの枝に餅を飾って稲を模した小正月の飾り木の一つで、豊作を祈ります。鹿児島ではメノモチといいます。また、養蚕が盛んだった地方では『繭玉(まゆだま)』と呼び、餅を繭の形の作っていました。 |
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メノモチと内田一さん |
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