霧ヶ峰
夜半に雨の上がった霧ヶ峰・強清水(こわしみず)の朝は、緑が一層鮮やかでした。泊まった『ヒュッテ霧ヶ峰』の前の湿原では、朝から山菜取りが始まっていました。 |
ヒュッテとは、素朴な山小舎という意味。お得な料金の割りに、内容の良い宿でした。 |
天然温泉は、高アルカリの美肌の温泉とか。帰りには、おにぎりを準備してもらいました |
樅(もみ)や唐松林は静かな佇まい。ニ千坪の原っぱも隣接しています。
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今年もいよいよ7月、アヤメが時節を惜しむように数株咲いていました。 |
訪ねた『昭和寺』は、1970年(昭和45年)の大阪万博でラオス館だった建物を移設して開山されたお寺。ヒュッテ霧ヶ峰から歩いてすぐのところにあります。 |
ファミリーゲレンデ・霧ヶ峰スキー場のリフト。冬季のシーズンにはどんな光景になるのでしょうか? 南国育ちには想像するすべもありません。 |
霧ヶ峰にはグライダーに格好の上昇気流が発生し、日本のグライダー発祥の地だそうです。グライダーふれあい館の建物が見えます。
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なるほど、グライダーで悠々と飛んでみたい、広々とした空と高原ですね。夜半に雨が上がって、午前10時頃やっと霧ヶ峰に青空が広がり始めました。
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樹林と草原の境界付近でしょうか、針葉樹林と草原の配置の幾何学が綺麗でした。 |
霧ヶ峰は、5月下旬には、コバイケイソウ、6月中旬にはレンゲツツジ、7月中旬にはニッコウキスゲの群生が見られることで知られています。 |
訪れたのは6月の終わり。レンゲツツジが盛りを過ぎ、ニッコウキスゲの開花にはまだ早い時期でした。盛りを過ぎたレンゲツツジですが、霧の中で幻想的でした。 |
霧ヶ峰富士見台は、八ヶ岳、槍・穂高や御岳などを望める絶好の展望地で、天気が良い日には富士山も望めるそうですが、当日は写真のようでした。 |
白樺湖
雨が夜半に上がった日の朝の九時頃、白樺湖畔は霧が晴れつつあるもののまだ煙っていました。 |
白樺湖は、長野県茅野市と北佐久郡立科町の境、八ヶ岳中信高原国定公園に属する蓼科(たてしな)高原池の平にある人造湖。 |
周囲約6キロメートル、面積約35ヘクタールの湖で、湖面標高は1,416メートル。 |
もとは農業用水を確保するため建設された人工の温水溜池(ためいけ)だったそうです。 |
霧ヶ峰のニッコウキスゲの開花には時期が早かったのであきらめていましたが、白樺湖畔で開花した数株のニッコウキスゲに思いがけず出会えて嬉しかったです。 |
湖畔に仕掛けられた釣竿二本に傘。思わずカメラを向けてしまった光景でした。さて、漁果は? |
1950年代から貸しボートやスケート場などの娯楽設備が整えられ、名前も白樺湖に改められました。 |
現在湖周辺にはスキー場やホテル、遊園地、ゴルフ場などがあり、長野県下有数のリゾート地となっています。 |
冬には、凍結した湖面上でワカサギ釣りが楽しめるそうです。 |
白樺湖は、本来の目的である農業用溜池としても現役であり、茅野市北山にある110ヘクタールの水田に水を供給しているそうです。 |
白樺湖の説明については、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用しました。 |
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