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旅行記 ・喜界島(2) − 鹿児島県大島郡喜界町 2009.08
 喜界島の風景
地治浜海水浴場(写真上)
鹿児島から南へ約380km。奄美大島の東方約25kmに位置する、周囲50km、面積約57平方kmの喜界島は、サトウキビ栽培を主産業として8,200人余りが暮らす島です。島一番の高所である百之台(ひゃくのだい)公園からの風景と喜界地下ダム関連の風景をアップロードしました。
湾港の風景(写真上)
湾港の風景(写真上)
湾港、地治浜海水浴場はともに、島の南西海岸に位置する喜界空港から海岸沿いの道路を北上したすぐのところにあります。海は、ご覧のように美しいエメラルドグリーンの色を呈していました。
百之台公園より北東を望む風景(写真上)
百之台公園(写真上)
今でも年間約2mm隆起しているといわれる百之台の隆起速度は世界最高クラスで、パプアニューギニア等と並ぶ速さ。貴重なこの自然が世界的価値であるとして平成15年、国が世界遺産候補地として選定しました。百之台が海面上に姿を現したのは約10万前、地球の歴史は46億年といわれています。
百之台公園
島の中央部にある隆起サンゴ礁の高台、百之台(ひゃくのだい)。その一角にある公園。島でもっとも高い標高 200mにある展望台からの眺望は絶景です。防風林とその中の集落の家々、綺麗に区画されたサトウキビ畑、砂洲にふちどられた海岸線が見え、その先には太平洋が広がっています。
百之台公園(写真上)
百之台公園より南東を望む風景(写真上)
水土里ネット喜界(喜界土地改良区)
 有史以来、夏の干天に悩まされた島の農業・自然が、今変わろうとしている。先人は、天からの恵みとして水を頼りに生き、その労苦は計り知れず、私たちの胸を突くものがある。
 ここに、永年我が同胞が待望し、悲願であった国営かんがい事業が完成した。この事業は、外海に
サトウキビ畑を潤すスプリンクラー(写真上)
島を緑色に埋め尽くすサトウキビ(写真上)
あるこの島に、通常ダムとは異なり、自然も土地も原形のままに、地下に膨大な水を貯蓄し、島全体の畑に水を届けるという壮大な世紀の大偉業であり、私たち町民に大きな希望と勇気を与えた。地下ダム建設に適した島の地形に感謝し、二十年余の長きにわたり建設のため、あらゆる難関を越えて、支援いただいた国・県、そして地元の関係者に深甚なる敬意を表します。 
喜界土地改良区事務所(写真上)
  この水利事業完成によって、島がひとつに繋がり、島の大地を永遠に潤すと共に、農業・自然だけでなく、町民の心にも豊穣と繁栄をもたらすことを祈念し、建立するものである。
           平成15年11月吉日 喜界町長
(以上、国営事業完工記念碑文より引用)
止水壁築造に使用された削孔機(写真上)
喜界地下ダム
  喜界地下ダムは、南西諸島特有の多孔質な琉球石灰岩層の中に、止水壁を築造し地下水を貯蔵させる『地下連続壁工法』が採用されており、止水壁延長2,280m、堤高最高35m、総貯水量180万トン、年間利用水量は、305万トンとなっています。このうち366mの区間については、自然環境に配慮しトンネル内から止水壁の施工を行いました。
国営事業完工記念碑『豊潤』(写真上)
止水壁のトンネル部(写真上)
 上の写真に示す機械は、止水壁築造に使用された削孔機の先端部分です。直径55cmで、先端部分からセメントミルクを噴射し、攪拌しながら止水壁を築造します。喜界地下ダムについては
(以上、現地案内板の説明文引用)
止水壁に設けられた覗き窓(写真上)
地下トンネルのらせん階段(写真上)
土地改良区事務所のすぐ近くのサトウキビ畑に立っている風車は、九州農政局喜界農業水利事業所が設置している風力発電用の風車で、600kwの発電能力を持っています。得られた電力は、揚水機場等の動力源として使用されています。
風力発電用の風車。向こうの島は奄美大島(写真上)
 喜界地下ダム  喜界島   喜界空港  
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