黒い法被に真っ赤な腰巻きが鮮やかです。 |
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かねては静かな沿道に、子供たちの曳く『唐カラ船』のカラカラという木車の音が響き渡ります。九玉神社で踊りが奉納されたあと、唐カラ船競走が行われます。境内での奉納が終ると、今度は近くの泊浜に下って唐カラ船競走です。祭りの締めくくりは、漁船から投げられる紅白の餅の奪い合いで、浜一帯に歓声があふれます。 |
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唐カラ祭りは、『端午の節句』の男の子の行事として戦前まで町内全域で盛んに行われていましが、戦後ずっと途絶えていました。郷土の伝統風物詩を後世に残したいと情熱を燃やさす人たちを中心に実行委員会が結成され、昭和52年(1977年)に泊地区で復活が果たされました。祭り当日は、太鼓や踊り連を引き連れて泊公民館を出発し、九玉神社までの約500mを行列します。 |
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鮮やかな色を柔らかく吸い込む砂浜 |
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