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ほうねんいん 法然院 |
木漏れ日の 逆光のなかで、シルエットとなって浮かび上がる山門と人の影。 この寺の佇まいを予感させます。 |
鄙びた趣きをもつ 茅葺の数奇屋造りの山門をくぐると目に入るのが、参道の両側にしつらえられた 白砂壇(びゃくさだん)と呼ばれる白い盛り砂。 |
水を表わす この砂壇の間を通ることは、心身を清めて浄域に 入ることを意味しています。 |
砂壇上には、たとえば 流水上を浮かんで流れる楓の落ち葉など、水の表象を 基調とする紋様が描かれます。 |
その波紋様は、4〜5日おきに 季節に合わせ、描きかえられるそうです。これもまた、この寺を訪ねる 楽しみの一つでありましょう。 |
講堂(写真上)は、もとは 元禄7年(1694年)建立の大浴室でしたが、昭和52年(1977年)に内部を改装し、現在は講堂として、 講演会・個展・コンサートなどに利用されています。 |
本堂(写真上)には、 悲願会(ひがんえ)の案内や気仙沼ミサンガプロジェクトの ポスターなどが見えました。 |
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【お便り紹介】 | ||
本ページをご覧頂き、お便りを頂きましたのでご紹介致します。◆秋の京都はどこも素敵ですよね。法然院は40年前、まだ大阪に就職して間もない若い頃、傷心旅行で行きました。若さゆえただただ何も前向きな考えも浮かばず、法然院までの歩く道すがらの秋の木々の美しさと足音だけは、今も覚えています。でも、秋の法然院周辺の美しさに癒されたのも事実(2013.12.03 鹿児島市在住のNさんより)。◆仏教渡来後、日本独自の仏教の発展の初期に位置した法然さん。その人柄はどこまでも優しく奥ゆかしかったそうですね。甲子園でたまに流れる上宮高校の校歌。これが法然さんの古歌からとられているのを知ったときは衝撃でした。『月影の いたらぬ里は なけれども 眺むる人の 心にぞ澄む』 天皇皇后両陛下はいまインドを訪問されていますが、吾等のこころを澄ませばすでに御影が届いているという有難さ。これは仏教国であり親日国でもあるインドの人たちと共有できる認識ではないかと思われてなりません(2013.12.05 坐忘さんより)。◆Nさん、坐忘さん、ありがとうございました。 | ||
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【参考サイト】 (1) 法然院 公式ホームページ (2) 法然院 - Wikipedia |
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