祭りが始まる前の山宮神社 |
その年の豊作を祈念する農耕の祭り、いわゆる予祝行事です。氏子である田之浦地区の12集落から1本ずつ『ダゴ花』を作って持ち寄り社殿に奉納します。ダゴ花は、2mほどの太い青竹の先端にワラを巻き付け、それに300本以上の団子の串をさし、キンカンやセンリョウなどで彩(いろど)りを添えたものです。奉納されたダゴ花の争奪が祭りの名物となっています。 |
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山宮神社とダゴ祭り |
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田之浦山宮神社は天智天皇を祭神とする和銅2年(709年)創建の神社で、社伝によると、東北にそびえる御在所岳(標高530m)を天智天皇の御廟とし、里宮に子の大友皇子を祭っていたのが由来だそうです。この神社で毎年2月1日(現在は2月の第一日曜日)に行われる『ダゴ祭り』(県指定無形民俗文化財)は、鹿児島県下で一番早い春祭りとして知られています。 |
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奉納したダゴ花を見つめる田之浦小学校の児童たち |
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