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いよいよ本格的な春の到来です。 |
天皇はその喜びを歌に詠みました(な鳥のみゆ=名取の御湯)。以後、秋保温泉は皇室の御料温泉の一つとして位置づけられ『御湯』の称号を賜り、別所温泉(信濃御湯)、野沢温泉(犬養御湯)(あるいはいわき湯本温泉(三函御湯))と共に日本三御湯と称せられるようになった。『名取の御湯』は、『拾遺集』、『大和物語』などにも歌われています。 |
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開湯時期は不明ですが、古墳時代にはすでに存在したともいわれます。秋保温泉が歴史に登場するのは、第29代欽明天皇の代です。欽明天皇在位中(531〜539年)に小瘡(こがさ、皮膚病)に感染し、八方手を尽くして治療を行ったものの一向に治らなかったですが、秋保温泉の湯を搬送させ沐浴したところ数日で全快したとされています。
覚束な雲の上まで見てしかな
鳥のみゆけば跡はかもなし |
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