コラム  ・柚子(ゆず)の大馬鹿十八年   
− 柚子(ゆず)の大馬鹿十八年 −
数年前に鹿児島市内は甲突川河畔で毎年開催させる『木市』で買ってきて、休耕畑に植えておいた柚子が今年初めて実を生らしました。木の丈が百数十センチしかない小さな木なのに30個近くの実を垂らして重そうでした。
 
ところで、『桃栗3年柿8年』ということわざがあります。果樹を植えたら、その実がなるまでに相応の歳月を待たねばならないことから、何事も成就するまでにそれ相応の年月がかかるということの例えですね。
 
実は、このことわざには、さらに続く言葉があって、『柚子は9年の花盛り』とも続けるそうです。昨年の12月に亡くなった作家・葉室麟(はむろりん)さんの時代小説『柚子の花咲く』にもそのことが出てきます。
 
また、『二十四の瞳』で知られた作家・壺井栄さん(1899〜1967年)は、色紙サインを書く際に『桃栗3年柿8年柚子の大馬鹿18年』という言葉を好んで書き、記念碑にもこの歌が刻まれているそうです。
 
柚子は、9年経ってやっと花を咲かせ、実をつけるのはさらにその9年後で、ゆうに18年の年月を要するという意味だそうです。初めて生った柚子の実で、2ヶ月近く早い『柚子湯』を楽しみました。
    
初めて実を付けたわが家の柚子の木
丈が百数十センチの小さな木なのに、
30個近くの実を垂らして重そうでした。
『若い木だからでしょうか、まん丸い綺麗な実です。
画像はいずれも、2018年11月4日、鹿児島県さつま町の自宅近くで撮影。

2018.11.07
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