コラム  ・消費税増税   
− 消費税増税 −
4月1日から消費税が引き上げられて3週間、いつもの買い物をすると、やはり消費税率のアップを実感させられます。先日は、消費税増税の影響にちょっと手間を取らされました。
 
夕方帰宅すると、年金手続きの封書が来ていて、なかに返信用はがきが入っていました。『切手を貼って下さい』とあります。必要事項を記入して家にあった50円のお年玉年賀切手を貼って、投函しに出かけようとしたとき、念のためネットで確認してみると、消費税率の引き上げに合わせて4月1日から郵便料金が20年ぶりに引き上げられ、はがきは、従来の50円から52円に値上げされていました。2円不足です。
 
そこで、コンビニに行ってみると、2円切手を売っていました。かわいいウサギの図柄です。1枚2円で果たして商売としての採算が取れるのかなと思いますが、無いわけにはいかないということでしょう、新デザインの2円切手が11年半ぶりに発売されたのだそうです。もちろん、52円切手も新しく販売されています。封書は、80円から82円に値上げされていますから気をつけましょう。
 
 ・新デザインの2円切手を見る
   → http://washimo-web.jp/Report/2yenStamp.jpg
 
さて、つぎの一句は、 SlowNet(スローネット)というシニア世代向けインターネットサイトの句会(2014年4月前期)に投句された作品です。
   
   鷹鳩と化し消費税上昇す  方舟
 
文字通りだと、”鷹(たか)が鳩(はと)に変身し、消費税が上がった”ということですが、おもしろいことに、『鷹鳩と化す』は、三月中旬から下旬の頃を示す季語なのです。
 
古代中国で考案された季節を表す方式の一つに、『七十二候』があります。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けたもので、『鷹鳩と化す』は、啓蟄(けいちつ)の第三候で、三月十六日〜二十日頃を示します。
 
したがって、上の俳句の意味は、”どう猛な鷹もうららかな陽光で鳩に化すという春の訪れの時季に消費税が引き上げられた”ということになります。と同時に、消費税の引き上げに反対していた(政治家や国民の)タカ派もハト派と化して、消費税が増税されたという比喩(ひゆ)も読み取れて、おもしろです。
 
税金は安いに越したことはありませんが、地方の田舎に住む者として税金の有難さを実感しているのも事実です。田舎にもつくられる立派な道路や橋、豪雨災害の時の復旧復興や河川整備のための工事、あるいは社会福祉などなどにかかる費用を田舎に住む者だけの自前の税金でまかなえるものでしょうか。よりたくさんの税金を納めている多くの人たちのおかげなのです。そう認識しながら、納めべき税金は納めるべく確定申告にも出かけているところです。
   

  2014.04.18 
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