レポート  ・西郷星   
− 西郷星 −
昨日(2018年7月31日)火星が大接近しましたが、八王子市大横町のコニカミノルタサイエンスドーム(市こども科学館)では9月2日まで『火星大接近と西郷星』と題するパネル展が開かれているそうです。
 
また、鹿児島市立科学館では『西郷星 スーパーマーズな夜』と題するプラネタリウムの特別番組を製作し上映しているそうです。西南戦争時に火星が大接近し、西郷星と騒がれた逸話を絡めたストーリーで、9月末まで上映されます。
 
西郷星(さいごうぼし)とは、明治10年(1877年)頃、西南戦争による世の混乱の中、西郷隆盛の死を悼む人々の間で流布した噂(うわさ)のことを言います。この年、火星の大接近があり、最接近時の9月3日には距離5,630万km、光度−2.5等あまりにまで輝きました。
 
当時の庶民はこれが火星であることは知らず、『急に現われた異様に明るい星の赤い光の中に、陸軍大将の正装をした西郷隆盛の姿が見えた』という噂が流れ、西郷星と呼ばれて大騒ぎになりました。
 
やがてこれに便乗し、西郷星を描いた錦絵が何種類も売り出されて人気を博した、とエドワード・モースの1877年9月8日の日記にも記されているそうです。
 
また、土星もこの時に火星の近くに位置しており、11月には火星と0度11分のところまで近づいたことから桐野利秋に因んで桐野星(きりのぼし)と呼ばれました。(以上、西郷星 - Wikipediaより)。
 
 
 錦絵「西南珍聞 俗称西郷星之図」(画・梅堂国政、明治10年)
出典:西郷星 - Wikipedia

2018.08.01
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