竹筋橋(ちくきんきょう)とは、鉄筋の代わりに竹を骨組に用いたコンクリートで作った橋のことです。第二次世界大戦当時の日本において鉄が戦略物資として軍に優先的に回されたため、民間事業や公共事業において鉄筋コンクリート構造物の建造に支障が生じるようになりました。
当初は、鉄筋の代替として木筋による構造物が考案されましたが、コストや強度等の点で劣るために戦前より幾つかの研究事例が纏められていた竹筋によるコンクリートが注目されるようになりました。
1984年(昭和59年)12月1日に全線が廃止になった、日本国有鉄道(国鉄)の宮原線(みやのはるせん)は、廃線後も有名な路線で、その大きな理由のひとつが今も残るアーチ橋だそうです。
宮原線跡地に残っている7つのコンクリートアーチ橋は竹筋橋コンクリート造とされ、特に幸野川橋梁は、建設時に竹筋を目撃したとの証言があるそうです。非破壊検査やコンクリートコア調査では竹筋は確認されていないものの、一部の橋梁から採取したコア中に竹片が所在することが目視確認されています。以上、出典:竹筋コンクリート
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旧国鉄宮原線・幸野川橋梁 |
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旧国鉄宮原線・幸野川橋梁 |
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旧国鉄宮原線・幸野川橋梁 |
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旧国鉄宮原線・幸野川橋梁 |
いずれも2019年3月30日撮影 |
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