今年(2013年)は、5月5日、子供の日が『立夏』。暦の上ではもう夏というのに、北薩摩地方の農村部にある我が家のまわりでは、早朝から夕方遅くまで鶯(うぐいす)のさえずりが絶えません。
鶯といえば春の鳥ですが、夏になってもまだ鳴いている鶯のことを俳句では、老鶯(ろうおう)といいます。俳句歳時記(角川書店)に『高原や山岳地帯では夏になってもまだ鶯が鳴いている。春を過ぎて繁殖のために山に上がってきて鳴いている鶯を老鶯といい、必ずしも老いた鶯と考えなくてもよい。』とあります。
6日の朝、ICレコーダで老鶯のさえずりを録音してみました。途中、カラスや山鳩の鳴き声も入っていますが、悪しからず。(ホオジロ、ヒヨドリの声も入っているようです。)
鶯は、『ホーホケキョ、ホーホケキキョ、ケキョケキョケキョ・・・』とさえずりますが、このうち、『ホーホケキョ』が接近する他の鳥に対する縄張り宣言で、『ケキョケキョケキョ』が侵入したものへの威嚇だそうです。
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ウグイス - Wikipedia(作者:M.Nishimura)より |
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