♪波打ちぎわ
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旅行記 ・那覇ハーリー − 沖縄県那覇市 2012.05.03
 
那覇ハーリー
会場に着いたとき、中学校男子の競漕が行われていました。
爬竜(ハーリー)とは、
爬竜船(はりゅうせん)と呼ばれる舟を漕ぎ競い合って航海の安全や豊漁を祈願する沖縄の祭りで、
毎年旧暦5月4日(5月下旬〜6月頃)に県内各地の漁港で行われます。
 
一着は黄色ハーリー舟の真和志中学校チームだったようです。
ハーリーは、
14世紀に中国から琉球に帰化した久米三十六姓(くめさんじゅうろくせい)が
伝えたという説や、
中学校男子の競漕が終了してハーリー舟が帰ってきます。
長浜太夫という人が
南京で爬龍船を見て、帰国後まねて造り、競漕した
という説など、諸説あります。
つぎは中学校女子チームの競漕です。乗組員たちの交代です。
ハーリーは、
琉球王国の国家的行事として栄えましたが、廃藩置県(1879年)で琉球王国が
なくなると、それによって廃止されました。
高所からスターターが準備を見守ります。
その後は
地域の行事として一時期復活しましたが、1928年を最後に
競技は途絶えていました。
漕ぎ手32名が息を合わせて漕ぎます。
それが、
本土復帰記念事業として1975年の開催された沖縄海洋博を機会に復活し、
以後は沖縄を代表する行事になりました。
背中に、”ちばれよ! 東日本” とあります。
那覇市で行われる
那覇ハーリーのほかに、糸満市の糸満漁港で行われる糸満ハーリー、豊見城市で行われる
豊見城ハーリーなどが有名です。
那覇ハーリーのハーリー舟は総勢42人の乗組員です。
それらの
ハーリー行事の中で、那覇新港埠頭で行われる那覇ハーリーは、
最大規模のものです。
ウォーミングアップをしながらスタート位置へ向います。
ハーリーを
観光客にも見てもらいたいという意図もあって、那覇ハーリーはゴールデンウィークに重なる
新暦の5月3日〜5月5日に行われています。
中学女子三チームがスタートにつきました。 
 那覇ハーリーの
ハーリー舟は、全長が14.55メートル、重さ2.5トンで、舳(へさき)に竜頭の、艫(とも)に
竜尾の彫り物が飾られています。
『よ〜し、頑張るぞ〜!』 皆で気勢を上げます。
乗組員は、
漕ぎ手32名、鐘打ち2名、舵取り2名、旗持ち他6名、
総勢42名にも及びます。
マイク片手に耳を塞いで、『用意、スタート!』の合図です。
競漕は、
濃緑色、黄色、黒色の3色のハーリー舟に
よって行われます。
一斉にスタート。黄色のハーリー船が飛び出しているようです。
濃緑色は『那覇』、
黄色は『久米』、黒色は『泊』とされて、『那覇』は日本、『久米』は中国、『泊』は沖縄を
象徴すると言われているそうです。
その調子で頑張れ!
初日には
那覇市内の中学生による学校対抗戦と一部の職域対抗戦がおこなわれ、中日には
『ハーリー一般体験乗船』が行われます。
一位と二位のチームが現れました。
そして
最終日には職域対抗戦のほか、御願バーリーと
本バーリーをおこなわれます。
一位になってやった〜!
御願バーリーは、
古式ハーリーに則った衣装でハーリーウタ(歌)を歌いながら、ゆっくりとあざやかな
櫂(かい)さばきで港内を回遊する儀式だそうです。
一着になれなかったけど健闘しました! 松島中学校の皆さん!
儀式を神に捧げ、
豊穣を願う御願バーリーが終ると、いよいよ港内を往復競漕する本バーリーが
行われ、その年の覇者が決まります。
出場を前に、会場の一角で練習!タイミングを揃えれ練習でしょうか?
ハーリー競漕のほかにも、
お笑いステージやライブ・相撲大会・打ち上げ花火など、さまざまなイベントが催され、
会場はたくさんの観客で賑わいます。
多くの人で賑わう那覇ハーリー会場
【参考にしたサイト】
(1)那覇ハーリー|那覇ナビ
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