♪背くらべ
童謡・唱歌の世界

       
      
旅行記 ・唐カラ船祭り − 鹿児島県南さつま市坊津町  2011.05.05
唐カラ船祭り
先ずは、九玉神社で奉納踊り(ハンヤ踊り)
鹿児島県薩摩半島の南端の西の果て、海に山が入り込んだリアス式海岸の風光明媚な町・坊津(ぼうのつ)は、古代、海上交通の要地で、奈良時代には鑑真が上陸した地でもあります。その坊津の泊(とまり)集落に、5月5日の『こどもの日』に男の子の健やかな成長を祈る『唐カラ船祭り』という祭りが伝承されています。
踊る表情も清々しければ、
兵児帯浴衣姿に、新聞紙で作ったカブトをかぶった未就学の男の子たちが、昔の”交易船”や”御朱印船”を型どった『唐カラ船』と呼ばれる車付き帆掛け舟の郷土玩具を引っぱり、無病息災を祈願するのです。
手に持つ笹の小枝もまた清々しいです。
唐カラ船競走
まず、唐カラ船曳きの態勢を整えて
用意!ドンでスタートです。
”サイノコ(猿の子)人形”が飾られた唐カラ船
伝承によると、昔、カツオ船が嵐に遭ったとき、どこからか猿の子がやってきて、帆を降ろしてくれたといわれ、船の守り神としてサイノコ(猿の子)が飾られるようになったそうです。
漁師町坊津では、鯉のぼりは嵐を呼ぶというので敬遠し、そのかわりに、唐カラ船を作って与えたといいます。華やかで趣のある帆は、白羽二重あるいは誕生祝いにもらった晴れ着の布地を使って飾り、帆綱には『サイノコ』(猿の子)といわれるぬいぐるみ人形が綱を手繰るようにぶら下げられています。
親子で笑顔の唐カラ船祭り
きっと健やかに育つ子供たちに違いありません。
やっこ踊り
競走が終ると、お姉さんたちの”やっこ踊り”のプレゼントです。
黒い法被に真っ赤な腰巻きが鮮やかです。
かねては静かな沿道に、子供たちの曳く『唐カラ船』のカラカラという木車の音が響き渡ります。九玉神社で踊りが奉納されたあと、唐カラ船競走が行われます。境内での奉納が終ると、今度は近くの泊浜に下って唐カラ船競走です。祭りの締めくくりは、漁船から投げられる紅白の餅の奪い合いで、浜一帯に歓声があふれます。 
唐カラ祭りは、『端午の節句』の男の子の行事として戦前まで町内全域で盛んに行われていましが、戦後ずっと途絶えていました。郷土の伝統風物詩を後世に残したいと情熱を燃やさす人たちを中心に実行委員会が結成され、昭和52年(1977年)に泊地区で復活が果たされました。祭り当日は、太鼓や踊り連を引き連れて泊公民館を出発し、九玉神社までの約500mを行列します。
鮮やかな色を柔らかく吸い込む砂浜
また一つ”美しい日本”を見つけた坊津の唐カラ船祭りでした。
【参考サイト】
(1) 薩摩の伝統行事・祭 唐カラ船祭り

(2) 坊津町泊の唐カラ船祭り - 鹿児島の年中行事
(3) 唐カラ船まつり(鹿児島県南さつま市)
(4) [HOME] of [坊津へようこそ]
   
 旅行記 ・坊津
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