〔演習問題〕 |
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〔解答〕 |
【問題9.2】
このモータの質量は、1,600N/9.81m/sec2=163.1kg。従って、1個のスプリングが支える質量mは、
m=163.1kg/4=40.775kg
一方、スプリングのバネ定数k=135N/mm=135,000N/m。
これらの値を次式に代入して、固有振動数p(rad/sec)を計算すれば、
=57.54 rad/sec
さらに p=57.54 rad/sec
=57.54×60 rad/min
=3,452.4 rad/min
=3,452.4/2π rpm
=549.5 rpm
Ans 549.5 rpm
【問題9.3】
両端支持された軸の1個の集中荷重による振れまわり振動の危険回転数n(rpm)は、軸の自重を無視すれば、
次式で与えらる。
ここで、E:はり材質の縦弾性係数(=206,000N/mm2、炭素鋼に対して)
W:集中荷重(=590N)
g:重力加速度(=9.81m/sec2=9,810mm/sec2)
a=600mm、b=400mm、c=200mm
n:危険回転数(=1,800rpm)
上式より、はりの断面二次モーメントI を逆算すれば、
I =(πn/30)2×Wb2c2/(3Eag)
=(π×1,800rpm/30)2×590N×(400mm)2×
(200mm)2/(3×206,000N/mm2×600mm×9,810mm/sec2)
=36,883 mm4
一方、中実円形断面の断面二次モーメントは、断面の直径d(mm)とすると
I=πd4/64
従って、求める軸の径dは、
d=(64×I/π)-4
=(64×36,883 mm4/π)-4
=29.4mm
Ans 29.4 mm
【備考】
(1)中実円形断面の断面二次モーメントについては、機械設計便覧等を参考にして下さい。
(2)上式で、−4乗は、4乗根と同じことを意味します。 |
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