機械技術者の自己啓発支援講座(第29回)
機械技術者のための
 
工業力学入門
 □ 固有振動数
機械技術者が日常の業務を進める上で必要となる力学の具体的で実践的な活用方法の習得を目指します。
物体(振動系)は、その物体に固有な物理的性質だけによって決まる固有振動というものを持っています。 外部から周期的な外力を加えて物体を強制振動させる場合、外力の角振動数が、その物体の固有振動数に一致すると、物体の振動振幅が無限大になって危険な状態になる、いわゆる共振状態になります。共振問題に対処するには、物体の固有振動数を知る必要があります。今回は、主な基本的振動系の固有振動数を計算する式を示します。
 

9.3 主な振動系の固有振動数
 
  
 
  
 

 
 
 
 軸(はり)の振れまわり振動については、例えば、両端支持された軸に一個の集中荷重が作用する場合について示すと次のようになります。

 
※ 次回は、固有振動数を計算する演習問題です。

 
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