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(1)′式の微分方程式を解くと、物体の位置xを与える式として次式が得られる。
x=asin(pt+α) ……… (2)
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〔2〕減衰振動
自由振動において、摩擦抵抗や空気抵抗などの外部抵抗あるいは振動体自体の内部抵抗等のため<
FONT color="#0000cc">振動エネルギが消失し、振動振幅が次第に減少して、ついに停止するに至るような振動
を減衰振動(damped vibration)という。
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3〕強制振動
外部から周期的な加振力(励振力、起振力などともいう)の作用を受けて
継続する振動のことを強制振動(forced vibration)という。加振力の形態には、力、変位、
速度がある
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上図のように天井からバネ定数kのバネで吊された質量mの物体に Psinωtの外力(加振力)が働く強制振動を考えるとその運動方程式は、上の(3)式あるいは(3)′式で表される。
9.2 共振
上図に示す強制振動の運動方程式(3)′式を解くと、その一般解は次の(4)式で示される。
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上の(4)式の中で、ωは、外力(加振力)の角振動数(rad/sec)であり、pは振動体の固有振動数(rad/sec)
である。(4)式において、外力(加振力)の角振動数ωが振動体の固有振動数pと一致すると、
ω=pであり、式の分母が0になり、xの値(振動振幅)は無限大になる。ω=pとなると、
振動体の振動振幅が無限大になり、危険な状態になる。この現象を共振(resonance)という。
共振を起こす回転数を危険回転数(whirling speed、critical speed)あるいは
危険速度という。
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