コラム  ・しめ縄飾りと門松   
 
− しめ縄飾りと門松 −
今年も大晦日を残すのみとなりました。皆さんのところでは、新年を迎える準備もすっかり整ったことでしょう。12月29日にしめ縄飾りなどをするのは避けるのが慣わしだというので、わが家ではきょう(12月30日)の午前中に飾り付けをしました。
 
という記事の投稿をFB(フェイス・ブック)にしましたところ、29日が駄目というのはどんないわれなのでしょうかという質問を頂きました。29日の9が『苦』に通ずる、しかも『二重苦』にということのようです。単なる語呂合わせなのですが、わざわざ29日にすることもないだろうというので、餅つき、門松立て、しめ縄の飾り付けなどは29日にされないようです。
 
逆に31日に行うと、年神様をお迎えするのに、たった一日の準備期間では取って付けたような『一夜飾り』で誠意が足りないということになります。飾りつけを早くやると、裏白(うらじろ)や譲り葉、だいだい(橙)の葉っぱなどが枯れてしまうので、しめ縄飾りは30日にするのが定着しているようです。
 
さて、わが集落では、学校週五日制にともなう自治会活動として(最近では完全な週五日制はくずれてきていますが)、毎年12月の第三土曜日にしめ縄づくりを実施してきています。小中学校の児童・生徒の皆さんにも参加してもらい、高齢者クラブの皆さんの指導の下でしめ縄をつくるのです。今年も、12月26日(土)に実施しました。
 
26日に作って置いたしめ縄に、だいだい(橙)、炭(木炭)、裏白、ゆずり葉を飾り付けました。裏が白色で清廉潔白を表す『裏白』、家系を譲って絶やさず子孫繁栄を願う『譲り葉』、代々栄えるよう願う『橙』、いつまでも朽ちないで家運繁栄を願う『炭』というわけです。門松は、毎年同じつくり方をしますが、今回は少し小振りのものになりました。皆さんのところでは、どんな飾りつけをされたでしょうか。
 
 
しめ縄飾り(自宅玄関)
しめ縄づくり風景
しめ縄づくり風景
門松

  2015.12.30
あなたは累計
人目の訪問者です。
 − Copyright(C) WaShimo All Rights Reserved. −