コラム  ・シェルブールの雨傘   
 
− シェルブールの雨傘 −
シェルブール(Cherbourg)は、 フランス北西部、イギリス海峡に突き出すノルマンディー半島先端に位置する港湾都市です。2000年にオクトヴィルと合併して、現在の名称は、シェルブール=オクトヴィルとなっています。人口は約4万人。
 
シェルブールといえば、団塊の世代(1947〜1949年生まれ)にとって忘れられないのが、1964年のフランスのミュージカル映画『シェルブールの雨傘』とそのテーマ曲です。なぜ、今、この話題かといいますと、先日 Mary's ゼリーを頂いたのです。そのつながりで、シェルブールです。
 
 (1)Mary's ゼリー
 
Mary(メリーチョコレートカムパニー)といえば、問屋を通さず、全国の百貨店・専門店・量販店内の直販店のみで売る高級チョコレートの老舗。昭和33年(1958年)の2月、日本で初めてのバレンタインデー・イベントを行ったことでも知られます。
 
チョコレートカムパニーがなぜゼリーかといえば、夏場にチョコレートの売上が急減するという経営の構造的な問題を解決するため、Maryは、1978年にゼリーの製造販売を始めました。当時、1個 250円という高い価格設定にも関わらず、爆発的なヒット商品になったそうです。コンセプトは、フランス北西部の港町 ”シェルブール。”
 
栞に、
 
 石畳の舗道を
 傘をさして肩を寄せ合い、歩いて行く男女・・・。
 そんな素敵なワンシーンを思い浮かべながら作った
 果汁入りゼリーのきれいなスイーツ。
 
とあります。
  
 栞から
 Mary's ゼリー
 
 (2)映画『シェルブールの雨傘』
 
時は、アルジェリア戦争の最中の1957年。フランス北西部の港町シェルブールでおばのエリーズと暮らす20歳の自動車整備工ギィと、「シェルブール雨傘店」の17歳の娘ジュヌヴィエーヴは恋人同士。
 
「子供は女の子でフランソワーズにしたいわ」
「雨傘店は売りましょう」
「ガソリンスタンドを買おう」
 
と将来を語る。しかし、エムリ夫人は娘はまだ若いと結婚に反対するが、ギィに召集令状が届いた日、二人は結ばれた。入営の日、ギィは、アパルトマン(アパート)で、病に伏すおばと、おばを世話をしているマドレーヌと、そして、シェルブール駅でジュヌヴィエーヴと別れを告げた。
 
傘店の納税のためエムリ親子は宝石を売りに宝石店に行った。そこに居合わせた宝石商ローラン・カサールがその場で購入してくれたが、彼はジュヌヴィエーヴを見初めていたのだった。
 
その頃ジュヌヴィエーヴの妊娠が判明する。「男の子ならフランソワもいい考えだ」というギィからの手紙を受け取るが、ギィからの手紙は途絶えがちになる。ジュヌヴィエーヴは、「お腹の子は私たちで育てよう」というカサールと結婚し、パリに移住する。
 
やがて、除隊したギィは、負傷した足を引きずり帰郷した。しかし、雨傘店は所有者が変わっていた。ジュヌヴィエーヴが他の男と結婚したと聞かされる。売春婦と寝るようようなすさんだ生活に堕ちるギィ。
 
おばエリーズが死去。ギィはマドレーヌとアパルトマンの整理をして葬儀を挙げる。出ていこうとするマドレーヌを引き留め、ギィは、おばの遺産でガソリンスタンドを購入し、マドレーヌと結婚する。
 
時は流れて、ある雪の夜、妻マドレーヌと息子フランソワがクリスマスの買い物に外出していった後、ギィのガソリンスタンドにベンツが入ってきた。運転席にはジュヌヴィエーヴが、助手席には娘のフランソワーズがいた。
 
給油に出てきたギィは運転席の人物に気づき、事務室に招き入れる。短く言葉を交わして互いの無事を確かめると、給油の終わったベンツはスタンドを出ていった。
                     (以上、ウィキペディアを参考)
 
では、そのラストシーンを動画で、どうぞ!
  
 
洋画 シェルブールの雨傘 (1963) ラストシーン 投稿者 korokorokokoro
  

2013.08.07
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