コラム | ・枇杷の実のなる頃 |
− 枇杷の実のなる頃 −
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枇杷(びわ)は、冬の最中の12月に花を咲かせます。翌年5月中旬頃に実が色づき始め、6月上旬頃が食べ頃になります。そのちょうど中間に当たる3月中旬頃はどのようなのか、畑の土手に植わっている我が家の枇杷の木の様子を見に行ってみると、実が膨らみ始め、長軸が10mm、短軸が6mmぐらいの小さな楕円球になっています。 昨年(2011年)は、翌日は奈良東大寺・二月堂のお水取りという3月11日に未曽有の東日本大震災が起きてしまいました。警察庁によると、3月6日現在、東日本大震災による死者は1万5,854人、行方不明者は3,272人、死者と行方不明者の数は合計1万9,126人になっているそうです。 昨年は我が家では、10月に79歳で義母を亡くし、2004年からの7年間に実両親と義両親の4人を旅立たせました。故人を偲ぶ、それは、人の死を悲しみ悼むと同時に、命の儚さ、命の尊さを見つめ直すことでもあります。 歌謡曲には、故人を偲ぶ名曲がたくさんあります。代表的なものとして浮かぶのが、1990年に発売された沢田知可子さんの『会いたい』。2001年に発売の夏川りみさんの『涙そうそう』は、森山良子作詞、BEGIN 作曲による、今も歌い継げれているロングセラー曲です。そして、2000年代には『千の風になって』がヒットしました。 あなたと植えた枇杷の木に 今年も実がなりました 同じ月日をこれから先も 二人で歩くと信じていたのに・・・ そよ吹く風が枇杷の葉を 揺らして微笑みかける 何もあなたにしてやれなくて 後悔ばかりが心にあふれる・・・ 蛍が飛ぶ夜 いつかまた 七夕祭りに いつかまた 笑顔のあなたに 優しいあなたに 会えますねー もう泣かないと決めたのに ありがとう・・・ 涙がこぼれますー という内容の歌謡曲があります。天童よしみさんの歌う『枇杷の実のなる頃』という曲で、デビュー35周年を記念して2007年9月に発表されています。あまり知られていない曲ですが、良い歌なので週一回通っているカラオケ教室で練習しました。YouTube にアップしましたので聴いてみて下さい。 |
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